EFI Preboot Guidelines for HP Business Notebooks / Desktops and UEFI Secure Boot for Windows 8
セキュアブート
ここでは、Win8 ロゴの要件に適合する UEFI BIOS の設計要件を説明するとともに、HP のプリインストールとサービス
に必要な条件についても紹介します。セキュアブートとは、認証済みのコードのみをプラットフォームで実行できるよう
にする機能で、ファームウェアがポリシーに基づいて OS ローダーのパブリッシャーを検証し、信頼できない OS の起
動を防止する役割を担います。これはルートキット攻撃を軽減することを目的としています。
図 1: UEFI セキュアブートのフロー
ファームウェアは、ポリシーに基づいて信頼できる署名付き OS ローダーのみを起動します。
OS ローダーは以降の OS コンポーネントの署名検証を実行します。
図 2: Win8 セキュアブートのフロー
BIOS がエンティティに制御を引き渡す前に、ブート可能なすべてのデータの認証が必要となります。
UEFI BIOS は OS ローダーの署名をロード前にチェックし、署名が有効でない場合は、プラットフォームのブートを停
止します。
ファームウェアポリシー
Win8 セキュアブートのサポートに不可欠なファームウェアポリシーは 2 つあり、これらのポリシーはノートブックとデ
スクトップで異なっています。
セキュアブート (ノートブックおよびデスクトップ)
無効
有効
[Secure Boot (セキュアブート)]を[Enable (有効)]に設定すると、BIOS は OS をロードする前にブートローダーの署名を
検証します。
ブートモード (ノートブックのみ)
レガシー
Compatibility Support Module (CSM) を使用する UEFI ハイブリッド
CSM を使用しない UEFI ネイティブ
[Secure Boot (セキュアブート)]を[Enable (有効)]に設定すると、BIOS は OS をロードする前にブートローダーの署名を
検証します。
ノートブックのブートモードを「レガシー」に設定するか、UEFI ハイブリッドサポートの設定を「有効」にすると、CSM が
ロードされ、セキュアブートが自動的に無効になります。
ネイティブUEFI
検証済みOS
ローダー
(例: Win 8)
OS起動
UEFI
Win8 OS
ローダー
カーネル
インストール
マルウ ェア
対策ソフト
ウェア起動
サード
パーティ製
ドライバー