EFI Preboot Guidelines for HP Business Notebooks / Desktops and UEFI Secure Boot for Windows 8
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セキュアブートを無効にするだけではモードは変わりません。ユーザーモードの間は、システムに登録されている現
在のキーが保持され、他のセクションはグレーアウトされます。
次に、[Clear Secure Boot Keys (セキュアブートキーの消去)]を選択すると、BIOS が「ユーザーモードのセットアップ」に
移り (図 5)、モードセクションが使用できるようになります。
図 5: BIOS のユーザーモードのセットアップの選択 (ノートブック)
これでシステムがセットアップモードになり、HP ファクトリキーまたはカスタマーキーを選択できます。カスタマーキー
を選択した場合、実際には BIOS データベースにキーが存在しないため、OS のアプリケーションを使用して、キー (PK、
KEK、dbs) を BIOS に取り込む必要があります。
注記: カスタマーキーを選択しているときに、もう一度 HP PK をインポートしようとすると、BIOS は PK を受け付けませ
ん。
セキュアブートを再び有効にするまで、BIOS はカスタムモードの状態を維持します。セキュアブートに戻ると、BIOS は
ユーザーモードに変わり、下部のセクションが再度グレーアウトされます。
セキュアブートの検証が失敗するケース
ESP\Microsoft\boot パーティションにあるオペレーティングシステムのブートローダーファイル bootmgfw.efi また
は Bootx64.efi は、Windows Authenticated Portable Executable Signature Format の仕様に従って署名が付けら
れています。何らかの方法でファイルが変更されると、ブートローダーの認証が失敗します。認証が失敗すると、
ファームウェアにより「Selected boot image did not authenticate. (選択されたブートイメージは認証されませんでし
た。)」というエラーメッセージを含むダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは確認が求められ、
確認を行うとシステムがシャットダウンします。
BIOS 署名キー
「System.Fundamentals.Firmware.UEFISecureBoot」 - すべてのファームウェアコンポーネントはRSA-2048/SHA-256
で署名することが必須となっています。これは署名アルゴリズムの基準を満たすための既定のポリシーです
2
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2
「Windows ハードウェア認定キット」(WHCK、旧 Windows Logo Kit) より
http://msdn.microsoft.com/en-us/windows/hardware/gg487530.aspx
(英語) http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/hardware/gg487530.aspx (日本語)