HP DesignJet T2500 Multifunctional Printer Series-User's Guide

正しくないエッジ検出、トレーシングペーパーのスキャン時
コピーしたイメージまたはスキャン イメージに多くのスキュ ーが生じている
この章では、最も一般的な問題や障害モードを、関連性や出現頻度別に並べ替えて表示します。不具
合とは、任意の CIS スキャナを使用した場合に通常発生する一般的なイメージ アーティファクトです。
これらの不具合は、設定が正しくないか、製品の限界であるか、または簡単に解決可能な間違いに起
因します。障害モードは一部のスキャナ コンポーネントの故障に起因します。
ここで提案される修正措置の一部では、232 ページの「スキャナ診断プロット」で説明されているよ
うに、印刷およびスキャン可能なスキャナ診断プロットを使用する必要があります。スキャナをテス
トする場合、このガイドの印刷版を使用しないでください。ここに含まれているイメージの解像度が
不十分なためです。この章で説明されているエラーに応じて、推奨される場合は診断プロットを使用
してください。
不規則な縦線
これは給紙スキャナの最も一般的な問題の 1 つです。通常、縦線は、スキャナ内部のほこりの粒子、
またはスキャナのキャリブレーション エラーが原因で発生します (この場合は、問題を解決できま
)。以下は、縦線ができているイメージの例です。黒い矢印は、スキャン方向を示しています。
操作
1. 164 ページのスキャナのガラス プレートをクリーニングするの説明に従って、スキャナのガラス
プレートおよびスキャンする原稿をクリーニングします。その後、原稿を再スキャンします。
2. 線がまだ残っている場合は、172 ページのスキャナのキャリブレーションを行うの説明に従っ
て、スキャナの再キャリブレーションを実行します。スキャナのキャリブレーションを実行する
前に、保守シートをクリーニングし、保守シートが破損していないことを確認してください (
損している場合は、
HP サポートに連絡して、新しい保守シートを頼んでください)。キャリブレー
ションが完了したら、原稿を再スキャンします。
3. 線がまだ残っている場合は、スキャナのガラス プレートを目で確認します。破損がある (傷がつ
いていたり、割れている) 場合は、HP サポートに連絡してください。
4. 線が残っている場合は、ガラス プレート内部にほこりの粒子がある場合があります。
167 ページのスキャナのガラス プレートを交換するの説明に従って、ガラス プレートを取り外し
て、クリーニングしてください。
注記:
CIS テクノロジの技術的な限界が原因の場合は、縦線の問題を常に解決できるわけではありま
せん。HP では、高い品質要件を満たすために、CCD テクノロジを備えた HD スキャナを提供します。
上記のような修正措置を行っても線が残る場合は、さらに高価な CCD スキャナを購入する以外に、
メージ品質を向上させる手段はありません。
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23 章 スキャン品質に関するトラブルシューティング JAWW