HP DesignJet T2500 Multifunctional Printer Series-User's Guide
2. チャートは、インクが乾いてカラーが安定するまでプリンタに保持されます。この時間は用紙の
種類によって異なります。
3. チャートがスキャンされ、計測されます。
4. 計測結果を基に、必要な修正要素が算出され、その用紙の種類で再現性のあるカラー印刷を行う
ために適用されます。また、その用紙に使用される各インクの最大量も計算されます。
プリンタ ドライバからのカラーマネジメント
カラーマネジメント オプション
カラーマネジメントの目的は、あらゆるデバイスで色をできるだけ正確に再現することにあります。
これによって、イメージを印刷するとき、モニタ上でそのイメージを見たときと限りなく近い色で印
刷することができます。
プリンタのカラーマネジメントには 2 つの基本的な方法があります。
●
[アプリケーションで管理]:この場合、アプリケーション プログラムで、イメージに埋め込まれ
た ICC プロファイルやプリンタおよび用紙の種類の ICC プロファイルを使用して、プリンタおよ
び用紙の種類のカラー スペースに合わせてイメージの色が変換されます。
●
[プリンタで管理]:この場合、アプリケーション プログラムではカラー変換が行われずにイメー
ジがプリンタに送信され、プリンタでカラー スペースに合わせて色が変換されます。このプロセ
スの詳細は、使用しているグラフィック言語によって異なります。
◦
PostScript (PostScript プリンタ): PostScript インタプリター モジュールでは、プリンタに保
存されたプロファイルおよび
PostScript ジョブと共に送信された追加のプロファイルを使
用してカラー変換を実行します。この種のカラーマネジメントは、PostScript ドライバを使
用していてプリンタのカラーマネジメントを指定した場合や、内蔵 Web サーバを介してプ
リンタに
PostScript、PDF、TIFF または JPEG ファイルを直接送信した場合に実行されます。
どちらの場合も、デフォルトとして使用するプロファイル (ジョブで指定されない場合に備
えて) および適用するレンダリング用途を選択する必要があります。
◦
PostScript 以外 (PCL3GUI、HP-GL/2): カラーマネジメントは、保存されたカラー テーブル
のセットを使用して実行されます。ICC プロファイルは使用されません。この方法は他の方
法よりも用途が限られていますが、使いやすさや速さに優れ、標準的な HP の用紙の種類で
良好な結果が得られます。この種のカラーマネジメントは、PostScript 以外のドライバを使
用していてプリンタのカラーマネジメントを指定した場合や、内蔵
Web サーバを介してプ
リンタに PCL3GUI、HP-GL/2、または HP-GL/2 ファイルを直接送信した場合に実行されます。
JAWW
プリンタ ドライバからのカラーマネジメント
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