HP Designjet T2500 eMFP-Image Quality Troubleshooting Guide
操作
1. スキャンする前に、スキャン設定で正しい用紙の種類を選択してください。
2. コピーの場合、原稿とそのコピーの間で色が一致するのは、両方が同じ種類の用紙に印刷される
場合のみであることに注意してください。スキャン ファイルの場合、モニタでカラー キャリブ
レーションが実行されるか、sRGB または AdobeRGB 標準に準拠している場合にのみ、色が一致し
ます。
3. 上記の条件が満たされていても、さまざまなスキャナ設定が、コントラスト、白レベル、コンテ
ンツの種類、用紙の種類などの最終的なカラーの結果に影響を及ぼすことを考慮する必要があり
ます。最高のカラーを取得するには、コントラストと白レベルを 0 に設定し、コンテンツの種類
を [イメージ] に設定して、スキャンしている原稿に応じて最も適切な用紙の種類を選択します
(用紙の種類が不確かな場合は、フォト用紙を使用します)。
4. イメージ調整設定は、一定の時間が経つと自動的にデフォルト値にリセットされるため、ジョブ
を開始する前に設定を確認しないと、同じ原稿をコピーしても異なる結果が表示される場合があ
ります。
5. 最適なカラーの結果を得るには、
41 ページの「スキャナの保守」で説明されているように、ス
キャナのクリーニングとキャリブレーションを実行します。
6. スキャナは、直射日光が当たる場所や、冷熱源の近くには置かないでください。
色ぶち
「色ぶち」と呼ばれる問題は、スキャナの拡張精度が正しくなかったり、キャリブレーション エラー
によって影響を受ける場合に発生します。しかし、特に高速スキャンの場合には、若干の色ぶちは避
けられません。色ぶちは、以下に示す例のように、シャープな黒色のテキストが白い背景に表示され
ている場合、その境界に見られます (左側が原稿、右側がスキャン イメージ)。黒い矢印は、スキャン
方向を示しています。
操作
1. スキャナの解像度を上げた後でスキャンを繰り返します (スキャンの場合は「最大」品質、コピ
ーの場合は「高品質」を選択します)。必要な場合は、再スキャンを実行する前に、原稿を 90 度
回転させます。
2. 問題が解決されない場合は、
41 ページの「スキャナの保守」で説明されているように、スキャ
ナのクリーニングとキャリブレーションを実行します。より高い解像度でスキャンを繰り返し
(スキャンの場合は「最大」、コピーの場合は「高品質」)、問題がなくなるかどうか確認します。
3. それでも問題が解決されない場合は、診断プロットのパターン 6 および 8 (A~E) を分析すること
によってこの問題を診断できます。黒色の横線が上下の両端にわずかに色付いて見えます (以下
の右側の例)。通常、上部は赤色、下部は青または緑色に見えますが、反対の場合もあります。
この影響が見られる場合は、HP サポートに連絡して、「キャリブレーション後の色ぶちの問題」
について報告してください。
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第 3 章 スキャン品質に関するトラブルシューティング JAWW