User's Manual
第 4 章
SCSI バスの特徴
SCSI の接続
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SCSI バスの特徴
SCSI(Small Computer System Interface)バスは、異なる速度で稼働する内蔵および外付けの装置
(SCSI 装置)をワークステーションと接続するための IEEE 規格のバスです。外部 SCSI ポートに
接続されている装置が 1 台の場合もあれば、数台の SCSI 装置がデイジーチェーン接続され、外
部 SCSI ポートに接続されている場合もあります。SCSI 装置には、4 mm DDS フォーマット・
テープ・ドライブやハードディスク・ドライブなどがあります。
HP B クラスおよび C クラス・ワークステーションで使用できる SCSI バスには、Ultra Narrow
Single-Ended SCSI バス(NSE SCSI)と Ultra2 Wide Low-Voltage Differential SCSI バス(LVD SCSI)
の 2 種類があります。下表に各 SCSI バスの仕様を示します。
注意
現時点では、同一種類のバスに接続された NSE SCSI 装置と LVD SCSI 装置の使用は、当社
のサポート対象外となります。
注 1 すべての SCSI バスにおいて、アドレス 7 はホスト・コントローラ用に確保されています。
注 2 この情報は、HP Visualize B クラスおよび C クラス・ワークステーションの場合に限ります。
表 4−1 SCSI バスの特徴
種類 データ転送
速度
データ・バ
ス幅
使用可能な
SCSI アド
レス
注 1
最大ケーブ
ル長
装置の物理
的位置
注 2
Ultra Narrow
Single-Ended
最大 20 MB/
秒
8 ビット 0∼6 3.0 メート
ル
外付け
Ultra2 Wide
Low-Voltage
Differential
最大 80 MB/
秒
16 ビット 0∼6; 8∼15 12 メートル 内蔵および
外付け