User's Manual
第 6 章
システム・パスの表示と設定
ブート・コンソール・インタフェース
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システム・パスの表示と設定
システム・パスとは、ワークステーションの入出力システムに接続されている装置のハードウ
ェア・アドレスのことです。path コマンドを実行すると、システム・パスを「表 6−1 」に示す
パス・タイプに設定できます。
path コマンドは、ワークステーションの入出力バスに接続されている特定の装置のハードウェ
ア・アドレスの設定と表示を行います。
表 6−1 システム・パス
パス・タイプ 装置
primary または pri ワークステーションのデフォルトのブート装置(通常は、ルー
ト・ディスク)
alternate または alt ワークステーションの代替ブート装置(通常は、DDS フォー
マット・テープ・ドライブ)
console または con ワークステーションの 1 次表示装置
keyboard または key ワークステーションの 1 次 ASCII テキスト入力装置
システム・パスの現在の設定を表示するには、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押し
ます。
Main Menu: Enter command> path
ニーモニック表記法でパスを表示すると、「表 6−2 」のようになります。
表 6−2 ブート・パスのニーモニック表記法
入出力タイプ 表記形式
内蔵 LVD SCSI fwscsi.scsi_address.logical_unit_number
内蔵 NSE SCSI scsi.scsi_address.logical_unit_number
内蔵 LAN lan.server_address.init_timeout.io_timeout
内蔵 IDE ide
特定のシステム・パスについての現在の設定を表示するには、前述の「ブート・コンソール・
インタフェースの使用」に示した手順を行い、プロンプトで以下のように入力し[Enter]を押し