HP LaserJet P3010 Series --User's Guide
セキュリティ機能の使用
本製品では、各種のセキュリティ基準および推奨プロトコルをサポートしており、これにより、お使
いの製品およびネットワーク上の重要な情報を保護し、製品の監視および管理を簡素化します。
HP の安全なイメージングおよび印刷ソリューションの詳細については、www.hp.com/go/secureprinting
をご覧ください。このサイトには、セキュリティ機能に関する白書や FAQ ドキュメントへのリンクが
あります。
IP セキュリティ
IP セキュリティ (IPsec) は、IP ベースのネットワーク上でプリンタの送受信トラフィックを制御するプ
ロトコルで、 ネットワーク通信において、ホスト間の認証、データの整合性チェック、および暗号化
を行います。
プリンタがネットワークに接続され、HP Jetdirect プリント サーバーを使用している場合は、内蔵 Web
サーバーの [ネットワーク] タブを使用して IPsec を設定することができます。
内蔵 Web サーバーの保護
1. 内蔵 Web サーバを開きます。111 ページの内蔵 Web サーバの使用を参照してください。
2. [設定] タブをクリックします。
3. [セキュリティ] リンクをクリックします。
4. [デバイスのセキュリティ設定] ボタンをクリックします。
5. [新しいパスワード] ボックスにパスワードを入力し、[パスワードの確認] ボックスにもう一度パ
スワードを入力します。
6. [適用] ボタンをクリックします。パスワードをメモして、安全な場所に保管してください。
Secure Disk Erase
プリンタのハード ドライブの削除したデータが不正にアクセスされるのを防ぐには、HP Web Jetadmin
ソフトウェアの セキュア ディスク消去機能を使います。この機能を使用すると、印刷ジョブをハー
ド ドライブから安全に消去することができます。
Secure Disk Erase 機能には、次のレベルのディスク セキュリティが用意されています。
●
安全でない高速消去。これは、単純なファイル テーブル消去機能です。ファイルへのアクセスは
削除されますが、実際のデータはその後のデータ保存操作によって上書きされるまでディスクに
残ります。これは最も高速なモードです。安全でない高速消去はデフォルトの消去モードです。
●
安全な高速消去。ファイルへのアクセスが削除され、固定の同一文字パターンでデータが上書き
されます。これは安全でない高速消去よりも低速ですが、すべてのデータが上書きされます。安
全な高速消去は、米国国防総省 5220-22.M ディスク メディア消去に関する要件を満たしていま
す。
●
安全なクリーニング消去。このレベルは安全な高速消去モードと似ています。ただし、データが
永続的に残留することを防ぐアルゴリズムを使用して、データが繰り返し上書きされます。この
モードではパフォーマンスが低下します。安全なクリーニング消去は、米国国防総省 5220-22.M
ディスク メディア クリーニングに関する要件を満たしています。
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第 9 章 プリンタの管理とメンテナンス JAWW