HP LaserJet M9040 / M9050 MFP-User's Guide
セキュア ディスク消去機能には、次のレベルのディスク セキュリティが用意されています。
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非セキュア高速消去。これは、単純なファイルテーブル消去機能です。ファイルへのアクセスは
削除されますが、実際のデータはその後のデータ保存操作によって上書きされるまでディスクに
残ります。これは最も高速なモードです。非セキュア高速消去はデフォルトの消去モードです。
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セキュア高速消去。ファイルへのアクセスが削除され、固定の同一文字パターンでデータが上書
きされます。これは非セキュア高速消去よりも低速ですが、すべてのデータが上書きされます。
セキュア高速消去は、米国国防総省 5220-22.M ディスク メディア消去に関する要件を満たして
います。
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セキュア フォーマット消去。このレベルはセキュア高速消去モードと似ています。ただし、デ
ータが永続的に残留することを防ぐアルゴリズムを使用して、データが繰り返し上書きされま
す。このモードではパフォーマンスが低下します。セキュア フォーマット消去は、米国国防総
省 5220-22.M ディスク メディアのフォーマットに関する要件を満たしています。
影響を受けるデータ
セキュア ディスク消去機能の影響を受ける (対象となる) データには、印刷およびコピー処理中に作
成される一時ファイル、保存ジョブ、試し刷り後に保留ジョブ、ディスクベースのフォント、ディス
クベースのマクロ (フォーム)、保存されたファックス ファイル、アドレス帳、HP およびサードパー
ティ製アプリケーションが含まれます。
注記: 保存ジョブは、適切な消去モードを設定した後で、MFP の [ジョブの取得] メニューを使用
して削除した場合にのみ、安全に上書きされます。
この機能は、デフォルト設定、ページ数などのデータを保存するのに使用されるフラッシュベースの
非揮発性 RAM (NVRAM) に保存されているデータには影響を与えません。この機能は、システム RAM
ディスク (使用している場合) に保存されているデータには影響を与えません。この機能は、フラッシ
ュベースのシステム ブート RAM に保存されているデータには影響を与えません。
セキュア ディスク消去モードを変更しても、ディスク上の以前のデータが上書きされることはなく、
ディスク全体のフォーマットが直ちに実行されることもありません。セキュア ディスク消去モードを
変更すると、消去モードの変更後に MFP がジョブの一時データを消去する方法が変更されます。
セキュア ディスク消去へのアクセス
セキュア ディスク消去機能の設定を行うには、HP Web Jetadmin を使用します。
補足情報
HP セキュア ディスク消去機能の詳細については、HP サポート パンフレットか、http://www.hp.com/
go/webjetadmin/ を参照してください。
JAWW
セキュリティ機能
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