User's Manual
本体設定
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◆ 指紋認証機能
指紋認証機能は、指紋センサーに指をスライドして行う認
証操作です。
❖指紋認証機能利用時の留意事項
指紋認証機能利用時の留意事項は次のとおりです。
・ 本機能は指紋画像の特徴情報を認証に利用するもので
す。このため、指紋の特徴情報が少ないお客様の場合
は、指紋認証機能が利用できないことがあります。
・ 指紋の登録には同じ指で3 回以上の読み取りが必要で
す。異なる指で登録を行わないでください。
・ 認証性能(正しく指をスライドさせた際に指紋が認証さ
れる性能)はお客様の使用状況により異なります。指の
状態が次のような場合は、指紋の登録が困難になった
り、認証性能が低下したりすることがあります。なお、
手を洗う、手を拭く、認証する指を変える、手荒れや乾
いている場合はクリームを塗るなど、お客様の指の状態
に合わせて対処することで、認証性能が改善されること
があります。
- お風呂上がりなどで指がふやけていたり、濡れたり、
汗をかいたりしている
- 指に汗や脂が多く、指紋の間が埋まっていたり、泥や
油などで汚れている
- 手が荒れたり、指に損傷(切傷やただれなど)を負っ
たりしている
- 手が極端に乾燥している、乾燥肌である
- 太ったりやせたりして指紋が変化した
- 磨耗して指紋が薄い
- 登録時に比べ、認証時の指の表面状態が極端に異なる
・ 指紋の登録・認証の際は、第1 関節をセンサー中央に合
わせ、センサーと平行になるように指を押し当てながら
指紋センサーの領域を通過するまで下方向へスライドさ
せます。登録時と認証時の指の位置の違いによる認証失
敗を防ぐためには、端末と同じ方向に指を置いてスライ
ドさせてください。
・ スライドが速すぎたり遅すぎたりすると、正常に認識で
きないことがあります。
・ 親指は指紋の渦の中心がずれたりゆがんだりして、登録
や認証が困難な場合があります。できるだけ指紋の渦の
中心が指紋センサーの中心を通過するようにスライドさ
せてください。
・ 指紋が正常に読み取れなかったときは、警告メッセージ
が表示されます。
・ 指紋センサーに指を置いたまま指紋の登録・認証を開始
すると、起動できない場合があります。指を離して操作
をやり直してください。
・ 端末を、デスクトップパソコンなどアースを必要とする
機器にUS B ケーブルで接続するときは、必ず機器の
アースが接続されていることを確認してください。アー
スが接続されていない状態で接続している間は、指紋認
証できない場合があります。その場合は、接続する機器
の金属部分(筐体や外部接続用コネクタなど)に触れな
がら指紋認証を行うか、端末を機器から取り外して指紋
認証を行ってください。
・ 指紋認証技術は完全な本人認証・照合を保証するもので
はありません。当社では本製品を使用されたこと、また
は使用できなかったことによって生じるいかなる損害に
関しても、一切責任を負いかねますのであらかじめご了
承ください。