User's Manual

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本体設定
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指紋の登録・認証の際は、第1関節をセンサー中央に合
わせ、センサーと平行になるように指を押し当てながら
指紋センサーの領域を通過するまで下方向へスライドさ
せます。登録時と認証時の指の位置の違いによる認証失
敗を防ぐためには、端末と同じ方向に指を置いてスライ
ドさせてください。
スライドが速すぎたり遅すぎたりすると、正常に認識で
きないことがあります。
親指は指紋の渦の中心がずれたりゆがんだりして、登録
や認証が困難な場合があります。できるだけ指紋の渦の
中心が指紋センサーの中心を通過するようにスライドさ
せてください。
指紋が正常に読み取れなかったときは、警告メッセージ
が表示されます。
指紋センサーに指を置いたまま指紋の登録・認証を開始
すると、起動できない場合があります。指を離して操作
をやり直してください。
端末を、デスクトップパソコンなどアースを必要とする
機器にUSBケーブルで接続するときは、必ず機器の
アースが接続されていることを確認してください。アー
スが接続されていない状態で接続している間は、指紋認
証できない場合があります。その場合は、接続する機器
の金属部分(筐体や外部接続用コネクタなど)に触れな
がら指紋認証を行うか、端末を機器から取り外して指紋
認証を行ってください。
指紋認証技術は完全な本人認証・照合を保証するもので
はありません。当社では本製品を使用されたこと、また
は使用できなかったことによって生じるいかなる損害に
関しても、一切責任を負いかねますのであらかじめご了
承ください。
指紋センサー利用時の留意事項
指紋センサー利用時の留意事項は次のとおりです。
指紋センサー表面のシート部は防水性を維持するための
保護膜です。はがしたり、ペン先など鋭利なものでつつ
いたりしないでください。
指紋センサー表面は防水性を有していますが、指紋セン
サー表面や操作する指先に水滴や汚れが付着した場合は
誤動作の原因となります。柔らかい布で水滴・汚れを取
り除いてご使用ください。また、水分により指先がふや
けた場合でも、誤動作の原因となる場合があります。
次のような場合は、故障および破損の原因となることが
あります。
- ぶつけたり、強い衝撃を与えたりする
- ひっかいたり、先の尖ったものでつついたりする
- 爪やストラップの金具など硬いものを押し付け、指紋
センサー表面にキズが入る
- 泥などで指紋センサー表面にキズが入る、表面が汚れ
- シールを貼ったり、インクなどで塗りつぶしたりする
次のような場合は、指紋の読み取りが困難になったり、
認証性能が低下したりすることがあります。指紋セン
サー表面は時々清掃してください。
- ほこりや皮脂などの汚れ、汗などの水分の付着や結露
次のような現象が起きる場合は、指紋センサー表面を清
掃してください。現象が改善されることがあります。
- 指紋の登録失敗や認証失敗が頻発する
指紋センサーを清掃する際には、静電気の発生しにくい
乾いた柔らかい布で表面の汚れを取り除いてください。
長期間の使用によりゴミがたまることがありますが、そ
の場合でも先の尖ったもので取り除かないでください。
F-02E.book Page 107 Monday, November 19, 2012 2:47 PM