Manual
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4.1 最 大ストローク表 示
最大許容テンショナストロークは、ピストン周囲の黄色に塗られた
溝で目視確認できます。
テンショナ手順の最中は、最大ストローク表示の監視を続けてくだ
さい。表示を目視確認できれば、システムの加圧を即停止します。
テンショナ手順の最中、目的の油圧に達する前に最大ストローク表
示が目視確認された場合、ポンプを停止して、テンショナのナットを
締めて油圧を解放します。次に、ネジ込みプラーを回して下げ、ピス
トンをテンショナに戻します。
適正なテンショニングを確保するために、目的の油圧に達する前に
最大ストローク表示が目視確認された場合、必ずテンショニング段
階 を繰り返して( もう一 度 やり直して)くだ さい。
警告:最大ストローク表示が目視確認された後にシステム
を加圧し続けると、高圧油圧オイルが漏れる原因となりま
す。加圧された油圧オイルが噴き出して皮膚を貫通する
と、重大な人身障害の原因となります。最大ストロークを超えると、テ
ンショナ構成部品およびジョイントが損傷する原因となります。
最大ストローク表示
(黄色の溝)
図3、最大ストローク表示
5.0 準備
5.1 油圧オイル
オイルの要件は、ポンプのモデルおよびタイプによって異なります。
オイルの仕様については、各ポンプの取扱説明書を参照してくださ
い。Enerpac純正油圧オイルを使用していない場合、保証が無効に
なることがあります。
5.2 ホースおよび継手
サーキットで使用されるすべての油圧ホースおよび継手の定格は、
テンショナの最大作動圧力(1500 bar [21,750 psi])と同じまたはそれ
以上でなければなりません。
安全かつ確実な操作を確保するために、Enerpac認定の高圧ホース
の使用を強くお勧めします。使用できるホース、継手および関連付
属品の一覧表は、Enerpac Bolting Solutions Catalog(Enerpac ボル
ティングソリューションカタログ)に掲載されています。
図2、テンショナの主な構成部品
キー::
1 ネジ込みプラー
2 – ピストン
3 – 本体
4 - カプラ、メス形
5 - カプラ、オス形
6 – ブリッジ
7 – ソケット
8 – トミーバー
図1、テンショナのデータ
注:テンショナの「ロー
ドセル」には、部品2、
3、4、5(組み立て式)が
含まれています。