Owners Manual
Table Of Contents
- Dell XC430 ウェブスケールハイパーコンバージドアプライアンス オーナーズマニュアル
- システムについて
- 初期システム設定の実行
- プレオペレーティングシステム管理アプリケーション
- システムコンポーネントの取り付けと取り外し
- システムのトラブルシューティング
- 作業にあたっての注意
- システム起動エラーのトラブルシューティング
- 外部接続のトラブルシューティング
- ビデオサブシステムのトラブルシューティング
- USB デバイスのトラブルシューティング
- シリアル I/O デバイスのトラブルシューティング
- NIC のトラブルシューティング
- システムが濡れた場合のトラブルシューティング
- システムが損傷した場合のトラブルシューティング
- システムバッテリーのトラブルシューティング
- 電源装置ユニットのトラブルシューティング
- 冷却問題のトラブルシューティング
- 冷却ファンのトラブルシューティング
- システムメモリのトラブルシューティング
- SD カードのトラブルシューティング
- ハードドライブのトラブルシューティング
- ストレージコントローラのトラブルシューティング
- 拡張カードのトラブルシューティング
- プロセッサのトラブルシューティング
- システムメッセージ
- システム診断の使用
- ジャンパとコネクタ
- 困ったときは

3. サーマルグリースアプリケータ(注射
器
)
メモ: サーマルグリースは、1 回のみ使用することを目的としています。使用後は、アプリケー
タ(注射器)を破棄してください。
c. ヒートシンクをプロセッサの上に置きます。
d. ヒートシンクをシステム基板に固定する 4 本のネジを締めます。
メモ: 対角関係にあるネジを締めていきます。ヒートシンクを取り付ける際に、ヒートシンク固
定ネジを締めすぎないでください。締めすぎを避けるには、ヒートシンク固定ネジを抵抗を感
じ始めるまで締めて、ネジが固定されたらそれ以上締めないようにします。ネジの張力が 6 in-
lb(6.9 kg-cm)
を超えないようにしてください。
次の手順
1. 冷却用エアフローカバーを取り付けます。
2. 「システム内部の作業を終えた後に」の手順に従ってください。
3. 起動時に、<F2> を押して System Setup(セットアップユーティリティ)ページを開き、プロセッサ情
報が新しいシステム設定と一致していることを確認します。
4. システム診断プログラムを実行し、新しいプロセッサが正しく動作することを確認します。
電源装置ユニット
お使いのシステムは次の電源装置ユニット(PSU)をサポートしています。
• 550 W AC(冗長)
2 台の同一 PSU が取り付けられている場合、PSU 構成が冗長(1+1)。冗長モードでは、効率性を最大化する
ため、システムに対して両方の PSU から電力が同等に供給されます。
メモ: 両方の PSU は、タイプと最大出力電力が同じである必要があります。
メモ: AC PSU については、拡張電源パフォーマンス(EPP)ラベルが背面に貼付されている PSU のみ
を使用してください。旧世代の Dell PowerEdge サーバーからの PSU を混在させると、PSU の不整合
が発生し、電源が入らなくなる可能性があります。
ホットスペア機能
お使いのシステムではホットスペア機能がサポートされており、この機能は PSU 冗長性に関連する電力のオ
ーバーヘッドを大幅に軽減します。
ホットスペア機能を有効に設定すると、1 台の冗長電源装置がスリープ状態に切り替わります。アクティブ
な PSU が負荷の 100% を支えるため、効率良く動作します。スリープ状態の PSU がアクティブな PSU の出
力電圧を監視します。アクティブな
PSU の出力電圧が低下すると、スリープ状態の PSU が、アクティブな
出力状態に戻ります。
1 台の電源装置をスリープ状態にするよりも、両方の PSU をアクティブにする方が効率的な場合は、アクテ
ィブな PSU でスリープ状態の PSU をアクティブにできます。
デフォルトの PSU 設定は次の通りです。
• アクティブな PSU の負荷が 50% を超えている場合、冗長 PSU はアクティブ状態に切り替えられます。
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