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Windows Server 2012 での高可用性
フェールオーバークラスタとは、クラスタ化された役割の可用性と拡張性を向上する独立したシステムの一群です。この機能は、ハードウェアまたは仮想マ
シン上にあるクラスタ群での複数ワークロードの実行をサポートします。
フェールオーバークラスタは、クラスタ化された役割の可用性と拡張性を向上する独立したシステムの一群です。クラスタ化されたサーバ群は、複数のノー
ドを 1 つのノードに対して相互にネットワーク接続したものです。1 つまたは複数のクラスタノードで障害が発生した場合は、他のノードがアクティブになるこ
とで、ネットワークにあるシステムのフェールオーバーを防止します。クラスタのセットアップ中にはクラスタ化された役割が作成され、これらがモニタすること
で、クラスタ化されたネットワーク中でのシステム群の動作が検証されます。いずれかのシステムが動作を停止した場合、それらの再起動または別ノードへ
の移動が行われます。
Windows Server 2012 で高可用性を確保するためのフェールオーバークラスタネットワークには、ノード 1 とノード 2 の 2 つのノードが存在し、これらは
Windows Server 2012 の実行システム上に構成されます。フェールオーバークラスタネットワークにおいて、プライマリノードとして動作中のノード 1 が障害
した場合は、自動的にノード 2 がプライマリノードとして動作し始めます。ノード 1 がアクティブになった後は、これが自動的にセカンダリノードになります。シ
ステムには、ネットワーク接続された共有ストレージスペースがあります。
メモ
: 1 つの例として、イメージにあるシステムの IP アドレスは、各システムが作業する場所に応じて変化します。
図 2. フェールオーバークラスタのセットアップ
クラスタ役割の作成
フェールオーバークラスタの作成後、クラスタのワークロードをホストするクラスタ化された役割の作成が可能になります。クラスタ化された役割を作成する
前に、Wyse Management Suite がサーバにインストールされており、リモートデータベースをポイントしていることを確認してください。
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Windows Server 2012 での高可用性
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