Reference Guide
高可用性アーキテクチャ
Wyse Management Suite のアーキテクチャは、フェールオーバークラスタを有効にした Windows Server 2012 で構成されています。Windows クラスタに
は 1 台のメインコンピュータが含まれており、これは他のアプリケーションをサポートすると同時に、冗長性を確保することでダウンタイムを最小化します。こ
れは、
Tomcat、Memcache、MQTT サービスでの、アプリケーションのフェールオーバーに使用されます。MongoDB データベースクラスタは、プライマリデー
タベースでの障害発生時におけるセカンダリデータベースへの引き継ぎを支援するようにされています。MySQL InnoDB データベースクラスタには、データ
ベースのクラスタリング機構が組み込まれており、プライマリの読み取り
/ 書き込みデータベースでの処理が失敗した場合は、セカンダリデータベースに引き
継がれます。HA プロキシを装備した Linux サーバは一種の負荷バランサであり、EMSDK(Teradici)サーバ用の高可用性サーバとして機能します。ロ
ーカルリポジトリは、アプリケーション、イメージ、パッケージを含む共有パスの一部として作成され、クラスタセットアップの一部にはなりません。
メモ
: 高可用性システムの要件は、ワークサイトのインフラストラクチャに応じて異なる可能性があります。
図 1. 高可用性アーキテクチャ
高可用性のシステム要件
この表は、ハードウェアとソフトウェアの最小要件をまとめたもので、最大 10,000 台のデバイスをサポートします。EMSDK の各インスタンスは、最大 5000
台のデバイスをサポートできます。導入は、要件に応じて、個々のサーバまたはハイパーバイザ環境で実行できます。
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