Administrator Guide

はじめに
このガイドでは、Wyse Device Manager（WDM）から Wyse Management Suite 環境への移行について説明します。このガイドの対象読者は、管理
者権限のあるエンタープライズカスタマーです。各種 Thin Client オペレーティングシステム、Wyse Device Manager、クラウドインフラストラクチャ、ネットワ
ークテクノロジ、ファイルシステムパーミッション、ユーザー認証テクノロジに関する知識が必要です。
デルでは、WDM バージョン 5.7.2 から、Wyse Management Suite バージョン 1.2 に移行することをお勧めしています。
このガイドでは、データのインポートとは、既存の WDM 環境から新規 Wyse Management Suite 環境に、データのインベントリをインポートするプロセス
をさします。データのインベントリには、
RSP パッケージ、Windows ベース Wyse Conguration Manager（WCM）リソース、WDM ビューで利用可能な
グループおよびデバイス情報、Windows ベースプロファイルがあります。
メモ
: WDM からインポートできるのは、壁紙および Windows ワイヤレスプロファイルリソースのみです。
すべてのデータのインベントリを Wyse Management Suite にインポートしたら、デバイスを WDM から Wyse Management Suite に切り替えます。
メモ
: このガイドでは、Windows とは次のオペレーティングシステムをさします。
• Windows Embedded Standard 7（32 ビット）
• Windows Embedded Standard 7 Professional（64 ビット）
• Windows Embedded 8 Standard（64 ビット）
• Windows 10 IoT Enterprise（64 ビット）
移行の概要
全体的な移行プロセスには、次のようなタスクがあります。
1 移行要件を確認します。「前提条件」を参照してください。
2 ライセンス要件を確認します。「Wyse Management Suite のライセンス要件」を参照してください。
3 インポートツールをインストールする前に、制限事項を確認します。「制限」を参照してください。
4 サーバのオペレーティングシステムに、Wyse Management Suite インポートツールをダウンロードしてインストールします。「Wyse Management Suite
インポートツールの使用方法」を参照してください。
5 Wyse Management Suite インポートツールを起動します。「Wyse Management Suite インポートツールの使用開始」を参照してください。
6 Wyse Device Manager からデータのインベントリをインポートします。「データのインベントリのインポート」を参照してください。
• RSP パッケージをインポートします。「RSP パッケージのインポート」を参照してください。
• Windows ベース WCM リソースをインポートします。「Windows ベース WCM リソースのインポート」を参照してください。
• ビューおよび Windows ベースプロファイルをインポートします。「ビューおよび Windows ベースプロファイルのインポート」を参照してください。
7 インポートステータスを表示して、保留中およびインポートに失敗しデータのインベントリをインポートします。
• RSP パッケージのインポートステータスを表示します。「RSP パッケージのインポートステータスの表示」を参照してください。
• Windows ベース WCM リソースのインポートステータスを表示します。「Windows ベース WCM リソースのインポートステータスの表示」を参照
してください。
• ビューおよび Windows ベースプロファイルのインポートステータスを表示します。「ビューおよび Windows ベースプロファイルのインポートステータス
の表示」を参照してください。
8 Thin Client インフラストラクチャに基づいて、デバイスを WDM から切り替えます。「Wyse Device Manager から Wyse Management Suite へのデ
バイスの切り替え
」を参照してください。
• Windows で実行中のデバイスを切り替えます。「Windows ベースデバイスへの RSP パッケージの導入」を参照してください。
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