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Windows Server 2012 R2/2016/2019 での高可
用性
フェールオーバークラスタとは、クラスタ化された役割の可用性と拡張性を向上する独立したシステムの一群です。この機能は、
ハードウェアまたは仮想マシン上にあるクラスタ群での複数ワークロードの実行をサポートします。
フェールオーバークラスタは、クラスタ化された役割の可用性と拡張性を向上する独立したシステムの一群です。クラスタ化された
サーバ群は、複数のノードを 1 つのノードに対して相互にネットワーク接続したものです。1 つまたは複数のクラスタノードで障害
が発生した場合は、他のノードがアクティブになることで、ネットワークにあるシステムのフェールオーバーを防止します。クラス
タのセットアップ中にはクラスタ化された役割が作成され、これらがモニタすることで、クラスタ化されたネットワーク中でのシ
ステム群の動作が検証されます。いずれかのシステムが動作を停止した場合、それらの再起動または別ノードへの移動が行われま
す。
Windows Server 2012 R2/2016/2019 で高可用性を確保するためのフェールオーバー クラスター ネットワークには、ノード 1 とノード
2 の 2 つのノードが存在し、これらは Windows Server 2012 R2/2016/2019 の実行システム上に構成されます。フェールオーバークラ
スタネットワークにおいて、プライマリノードとして動作中のノード 1 が障害した場合は、自動的にノード 2 がプライマリノードと
して動作し始めます。ノード 1 がアクティブになった後は、これが自動的にセカンダリノードになります。システムには、ネット
ワーク接続された共有ストレージスペースがあります。
メモ: 1 つの例として、イメージにあるシステムの IP アドレスは、各システムが作業する場所に応じて変化します。
図 2. フェールオーバークラスタのセットアップ
クラスタ役割の作成
前提条件
フェールオーバークラスタの作成後、クラスタのワークロードをホストするクラスタ化された役割の作成が可能になります。クラス
タ化された役割を作成する前に、Wyse Management Suite がサーバにインストールされており、リモートデータベースをポイントし
ていることを確認してください。
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