Install Guide
• ノードおよびファイル共有マジョリティ クォーラムの実装
• プライマリおよびセカンダリノードでの .NET Framework のインストール
• プライマリおよびセカンダリノードでの SQL Server のインストール
• クラスタリング後の手順
• HA 構成ユーティリティの実行
• WDM のライセンスの追加
データベースクラスタリングに必要なコンポーネント
WDM のハイ アベイラビリティ環境は、次のコンポーネントで構成されます。
• プライマリサーバまたはプライマリノード – Microsoft SQL Server 2012 データベースをインストールする必要のある 4 つの仮想マシン(VM)のうち
のいずれか 1 つです。これには、パブリック用、プライベート用にそれぞれ設定された 2 つのネットワークアダプタが必要です。
• セカンダリサーバまたはセカンダリノード – これは 2 番目の VM であり、プライマリサーバで障害が発生したときにハイアベイラビリティを確保します。こ
れにも、パブリック用、プライベート用にそれぞれ設定された 2 つのネットワークアダプタが必要です。
• クォーラムフォルダのサーバ – これは 4 つの VM のうち 3 番目の VM であり、クォーラムフォルダを作成するために必要となります。
• WDM サーバ – これは WDM をインストールする必要のある 4 番目の VM です。
データベースクラスタリングの前提条件
データベースクラスタリングの前提条件は次のとおりです。
• 4 台の VMware 仮想マシン(VM)。そのうち 2 台の VM には、それぞれ 2 つのネットワークアダプタが含まれていること。
• サポートされているバージョンの Microsoft SQL Server データベース(スタンドアロンバージョン)。サポートされているデータベースの詳細については
「
サポート情報」を参照してください。
メモ: このガイドで説明するデータベースクラスタリング手順は、Microsoft SQL Server 2012 のためのものです。ただし、データベースクラ
スタリングは、
SQL Server の他の対応バージョンでもサポートされています。
すべての VM が Active Directory(AD)ドメインに接続されていること。
• 4 台すべての VM に、Windows Server 2008 R2 Enterprise がインストールされていること。
メモ
: データベースのクラスタリングに SQL Server Express を使用することはできません。
プライマリおよびセカンダリ VM の設定
サーバ上に VM を作成した後、クラスタリングをサポートするように VM を設定する必要があります。下記の手順に従って、プライマリとセカンダリの両方の
ノードを設定してください。
このタスクについて
プライマリおよびセカンダリ VM を設定するには、次の手順を実行します。
手順
1 ネットワーク上の任意のシステムで vSphere クライアントを起動し、VM を選択します。
2 右クリックして Edit Settings(設定の編集)を選択します。Add(追加)をクリックして、ネットワークアダプタ(ノードともいう)をもう 1 つ追加しま
す。
3 ハードウェアの追加画面で、Ethernet Adapter(イーサネットアダプタ)を選択し、次へをクリックします。
4 ネットワークラベルドロップダウンリストからサブネットを選択し、次へ をクリックします。
5 終了 をクリックします。
6 VM のプロパティ画面で、 2 つのノードがあることを確認します。
7 Control Panel(コントロールパネル) → Network and Internet(ネットワークとインターネット) → Network Connections(ネットワーク
接続
)からネットワーク接続画面を立ち上げ、ネットワーク接続の名前を Private(プライベート)と Public(パブリック)に変更します。
WDM のハイアベイラビリティデータベースクラスタリングの設定
65