Install Guide
ARR プロキシサーバと WDM 管理サーバとの間の通信は、HTTPS プロトコルで行う必要があります。したがって、SSL オフローディング機能を無効にし、
個々の
WDM 管理サーバで SSL を設定する必要があります。WDM 管理サーバで自己署名証明書による SSL セットアップを使用する場合には、
support.microsoft.com で説明されている手順に従って、この証明書を、ARR プロキシサーバ上で、ローカルコンピュータ用の信頼済みのルート認証局
ストアにインポートします。
IIS ARR は、ARR と接続先のバックエンドサーバとの間に信頼できる証明書が存在することを要求します。存在しない場合に
は、セキュリティエラーを返し、バックエンドサーバへのルートを拒否します。
図 63. ルーティング規則
Application Request Routing のためのサーバファームプロ
パティの設定
サーバファームを作成して定義した後は、ARR の動作を管理するための追加のプロパティを設定する必要があります。
1 ARR プロキシサーバにログインして、IIS サーバマネージャを起動します。
2 作成したサーバファームを選択します。右側のペインには、次のオプションが表示されます。
• Caching(キャッシング)
• Health Test(ヘルステスト)
• Load Balance(ロードバランス)
• Monitoring and Management(モニタリングおよび管理)
• Proxy(プロキシ)
• Routing Rules(ルーティング規則)
• Server Anity(サーバアフィニティ)
3 Caching(キャッシング) を選択します。
a Enable disk cache(ディスクキャッシュの有効化) オプションの選択を解除してキャッシングを無効にします。
b Memory cache duration(メモリキャッシュ期間) を 0 に設定します。
4 Health Test(ヘルステスト) を選択します。
a URL フィールドに ARR プロキシサーバの完全修飾ドメイン名(FQDN)を入力します。この値は https://<Proxy IP|FQDN>/hapi/ping
という形式になります。この URL は、ARR が WDM 管理サーバにリクエストを送信して、特定のサーバファームの正常性を確認するために使
用する URL です。
b ARR ヘルステストがヘルスチェックを繰り返す間隔を設定します。デフォルトは 30 秒 です。180 秒に設定します。
c 指定した URL のタイムアウト時間を設定します。この時間サーバが応答しなかった場合には、サーバは Unhealthy(異常) とマークされま
す。
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Web UI サービスの高可用性の設定