Administrator Guide
システム管理
シンクライアントデバイスの環境を維持するために、ローカルおよびリモートのシステム管理タスクを実行できます。そのような
タスクには以下があります。
• シンクライアントの BIOS 設定へのアクセス
• 統合拡張可能ファームウェアインタフェース(UEFI)とセキュアブート
• Wyse Management Suite の使用
• ポートとスロット
• Tight VNC(サーバおよびビューア)を使用したシンクライアントのシャドーイング
シンクライアントの BIOS 設定へのアクセス
シンクライアント BIOS 設定にアクセスするには、次の手順を実行します。
1. システムの起動中に、Dell ロゴが表示されたら F2 キーを押します。
BIOS 設定 画面が表示されます。
2. 必要に応じて BIOS 設定を変更します。
3. 変更を保存して終了します。
統合拡張可能ファームウェアインターフェイスとセ
キュアブート
統合拡張可能ファームウェアインタフェース(UEFI)は、ソフトウェアの相互運用性と BIOS のアドレス制限を改善するように設計
された標準ファームウェアインタフェースです。UEFI は、基本入出力システム(BIOS)に取って代わるように設計されています。
セキュアブートは、UEFI ベースのクライアントの機能であり、起動シーケンス中に不正なソフトウェアがクライアントで実行され
るのを防止することでクライアントのセキュリティを高めます。起動中に読み込まれるオペレーティングシステム(OS)も含め
て、各ソフトウェアに有効な署名があることを確認します。
シンクライアントデバイスでは、UEFI とセキュアブートが有効になっています。この機能により、BIOS モードに入って、セキュア
ブートを無効化してレガシー起動モードへ変更し、USB からの起動 オプションを有効にしない場合、USB キーからは起動できませ
ん。
DOS USB キーからの起動
次の表に、サポートされているシンクライアントデバイスの DOS USB キーから起動するためのガイドラインを示します。
表 13. DOS USB キーからの起動
シンクライアント シンクライアントを起動するためのガイドライン
• Wyse 5020 Thin Client(Win10 IoT)(D90Q10)
• Wyse 7020 Thin Client(Win10 IoT)(Z90Q10)
• Wyse 7020 高速グラフィックス Thin Client(Win10 IoT)
(Z90QQ10)
• Wyse 5060 Thin Client
DOS USB キーからシンクライアントを起動するには、次の手順
を実行します。
1. システムの起動中に、Wyse ロゴが表示されたら Delete キ
ーを押します。
BIOS 設定 画面が表示されます。
2. セキュアブート を 無効 に設定します。
3. 起動モード を レガシー に設定します。
4. USB からの起動 を 有効 に設定します。
5. 変更を保存して終了します。
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