Administrator Guide
注意: ログオン時にプロファイルをダウンロードすることによってキャッシュやフラッシュメモリがオーバーフローする場
合があるので、ドメインにシンクライアントデバイスを参加させるときは特に注意が必要です。
シンクライアントデバイスをドメインに参加させるときは、統合書き込みフィルターを無効にしてシンクライアントデバイスに
ドメイン情報を永続的に保存できるようにしてください。情報はドメイン参加後の再起動時にシンクライアントに書き込まれ
るので、統合書き込みフィルターは次の再起動まで無効のままにしてください。この統合書き込みフィルターは、Active
Directory ドメインに参加するときに重要です。統合書き込みフィルターを有効または無効にする手順の詳細については、「シン
クライアントを設定する前に」を参照してください。
ドメイン変更を永続的にするには、次の手順を実行します。
a) 統合書き込みフィルターを無効にします。
b) ドメインに参加します。
c) シンクライアントを再起動します。
d) 統合書き込みフィルターを有効にします。
メモ:
書き込みフィルター有効化 アイコンを使用して書き込みフィルターを有効にすると、シンクライアントは自動的に再起
動します。
ローミングプロファイルの使用
C ドライブにローミングプロファイルを書き込むことにより、ドメインに参加できます。プロファイルのサイズを制限する必要が
あります。また、プロファイルは、シンクライアントデバイスの再起動時に失われます。ローミングプロファイルを正常にダウン
ロードし正しく機能させるためには、ローミングプロファイル用に十分なディスク容量が必要です。場合によっては、ローミングプ
ロファイル用の容量を確保するためにソフトウェアコンポーネントの削除が必要になります。
Net および Tracert ユーティリティの使用
Net および Tracert ユーティリティは、管理用途で使用できます。たとえば、IP ネットワーク上でのパケット経路決定などに使用で
きます。
これらのユーティリティの詳細については、www.microsoft.com を参照してください。
ユーザーアカウントを使用したユーザーとグループの
管理
ユーザーアカウントおよびグループを作成・管理して、詳細なユーザープロファイルのプロパティを設定するには、ユーザーアカウン
ト ウィンドウを使用します。デフォルトでは、新しいユーザーは ユーザー グループのメンバーとなるだけで、ロックダウンされて
いません。管理者として、ユーザーの属性およびプロファイル設定を選択できます。
この項では、以下の項目に関するクイックスタートガイドラインを提供します。
• ユーザーアカウントの作成
• ユーザーアカウントの編集
• ユーザープロファイルの設定
メモ: ユーザーアカウント ウィンドウの使用方法については、ウィザードを通じて提供される ヘルプ アイコンおよびサンプル
へのリンクをクリックしてください。たとえば、Windows のヘルプとサポート ウィンドウを使用すると、ユーザープロファイ
ルやユーザーグループなどの項目を検索できます。これらの項目の作成および管理の詳細な手順へのリンクを取得します。
ユーザーアカウントの作成
管理者のみが、VNC を使ってローカルまたはリモートからユーザーアカウントを作成できます。ただし、ローカルフラッシュまたは
ディスク容量の制限から、シンクライアントデバイス上の追加のユーザー数は最小限に抑えるべきです。
注意: 情報を永久的に保存するには、統合書き込みフィルター(UWF)を必ず無効にしてください。
1. 管理者としてログインします。
2. スタート > コントロールパネル > ユーザーアカウント の順に選択します。
3. ユーザーアカウント ウィンドウで、別のアカウントの管理 をクリックします。
アカウントの管理 ウィンドウが表示されます。
42 追加の管理者ユーティリティおよび設定情報