Deployment Guide
Dell Networking W-AP103H ワイヤレスアクセスポイント
設置ガイド
Dell Networking W-AP103H ワイヤレス アクセスポイントは、IEEE 802.11n 標準
の高パフォーマンス WLAN をサポートします。このアクセスポイントは、
MIMO (Multiple-Input, Multiple-Output) テクノロジおよびその他の高スルー
プットモード技法を使用して、高パフォーマンスの 802.11n 2.4 GHz または
5GHz 機能を提供すると同時に、既存の 802.11a/b/g ワイヤレスサービスをサ
ポートします。W-AP103H アクセスポイントは、Dell Networking W-Series モビ
リティコントローラとの組み合わせでのみ機能します。
W-AP103H アクセスポイントは、以下の機能を提供します。
ワイヤレストランシーバ
プロトコルに依存しないネットワーク機能
IEEE 802.11a/b/g/n (ワイヤレスアクセスポイント)
IEEE 802.11a/b/g/n (ワイヤレス空気モニター)
IEEE 802.3af PoE との互換性
Dell コントローラを介した一元管理設定およびアップグレード
パッケージの内容
W-AP103H アクセスポイント
シングル配線ウォールボックスマウント用ブラケット
#6-32 マシンスクリュー x 2
セキュリティキー
設置ガイド (本書)
ハードウェアの概要
図 1 W-AP103H 前面の LED
LED
W-AP103H アクセスポイントには、AP のシステムステータスを示す 1 つの
LED があります。
図 2 W-AP103H 背面のポート
コンソールポート
シリアルコンソールポートを使用すると、AP をシリアルターミナルまたは
ラップトップに接続して、直接ローカル接続を行うことができます。このポー
トは 4 ピンコネクタでダストカバーが付けられています。W-AP103H と併用で
きるシリアルアダプタケーブルオプション (AP-CBL-SER) が別途販売されてい
ます。
図 3 W-AP103H の底面
Ethernet ポート
W-AP103H アクセスポイントには、合計 3 つのアクティブイーサネットポート
(ENET 0 〜 2) が装備されています。ENET 0 は、10/100/1000Base-T (RJ-45) 自
動検出 MDI/MDX 有線ネットワークアップリンク接続ポートです。このポー
トは、IEEE 802.3af Power over Ethernet (PoE) をサポートし、PoE Midspan イン
ジェクタなどの給電装置 (PSE) または PoE をサポートするネットワークイン
ターフェイスからの DC 48V (定格) を標準の定義済み Powered Device (PD) と
して受け入れます。ENET 1 および 2 は、10/100Base-T (RJ-45) 自動検出 MDI/
MDX 有線ネットワークダウンリンク接続ポートで、有線接続デバイスに対し
てセキュアなネットワーク接続を提供します。ENET 0 は AP の背面に (図 2)、
ENET 1 および 2 は AP の底面にあります (図 3)。
さらに W-AP103H アクセスポイントは、デバイスの背面から底面へ物理接続
(通常は別のイーサネット接続) を延長するための、パッシブパススルー RJ-45
インターフェイスをサポートしています。
図 4 Gigabit イーサネットポートピン出力
図 5 ファストイーサネットポートピン出力
DC 電源ソケット
W-AP103H アクセスポイントには、AC-DC 電源アダプタによる給電を行うた
めの 12V DC 電源ソケットがあります。
プッシュボタン
プッシュボタンを使用して、AP を出荷時の設定にリセットしたり、システム
ステータス LED のオン/オフを切り替えたりできます。
AP を出荷時のデフォルト設定にリセットするには:
1. AP の電源をオフにします。
2. クリップの先などの細くとがったものでプッシュボタンを押します。
3. プッシュボタンを押したまま AP の電源をオンにします。5 秒以内にシ
ステムステータス LED が点滅します。
4. プッシュボタンを放します。
リセットが完了すると、15 秒以内にシステムステータス LED が再度点滅
します。その後 AP が再起動して、出荷時の設定に戻ります。
システムステータス LED のオン/オフを切り替えるには:
AP の通常動作中に、クリップの先などの細くとがったものでプッシュボタ
ンを押します。システムステータス LED のオン/ オフがすぐに切り替わり
ます。
始める前に
設置前のネットワーク要件
WLAN の計画が完了し、適切な製品および設置場所を決定した後、 AP を展開
する前に Dell コントローラをインストールして、初期設定を行う必要があり
ます。
AP 設置前のチェックリスト
W-AP103H アクセスポイントを設置する前に、以下のコンポーネントが揃っ
ていることを確認してください。
壁用ボックス (配線済み)
ネットワーク端子付き Cat5 UTP ケーブル (壁用ボックスに設置済み)
以下のいずれかの電源装置
IEEE 802.3af 対応の Power over Ethernet (PoE)
Dell AP AC-DC アダプタ キット (別売)
ネットワークでプロビジョニングされた Dell コントローラ
アクセスポイントへのレイヤ 2/3 ネットワーク接続
以下のいずれかのネットワークサービス
Aruba Discovery Protocol (ADP)
“A” レコードのある DNS サーバー
ベンダ固有のオプションのある DHCP サーバー
セットアッププロセスのまとめ
W-AP103H アクセスポイントを正常にセットアップするには、5 つのタスクを
完了する必要があります。これらのタスクは、次の順序で実行する必要があり
ます。
1. 設置前の接続を確認します。
2. 各 AP の設置場所を特定します。
3. 各 AP を設置します。
4. 設置後の接続を確認します。
5. 各 AP を設定します。
設置前の接続の確認
AP をネットワーク環境に設置する前に、AP の電源を入れた後にコントローラ
の検出および接続が可能であることを確認してください。特に、以下の条件を
確認する必要があります。
ネットワークに接続したときに各 AP に有効な IP アドレスが割り当てられ
ること
AP がコントローラを検出できること
コントローラの検出および接続の手順については、『Dell Networking W-Series
ArubaOS クイックスタートガイド』を参照してください。
設置場所の特定
W-AP103H アクセスポイントは壁に取り付けることができます。Dell の
VisualRF Plan ソフトウェアアプリケーションによって生成される AP 設置マッ
プを使用して、適切な設置場所を決定してください。各設置場所は目的の対象
領域の中心に可能な限り近く、障害物や明白な干渉源のない場所である必要が
あります。RF 吸収材/反射材/干渉源は RF プロパゲーションに影響するので、
計画フェーズで考慮に入れ、RF 計画で調整する必要があります。
識別されていない既知の RF 吸収剤/反射材/干渉源
設置フェーズにおいて現場で既知の RF 吸収材、反射材、および干渉源を識別
することが重要です。AP を設置場所に固定する際は、これらの要因を考慮に
入れてください。
RF 吸収材には、以下のようなものがあります。
セメント/コンクリート: 乾燥する古いコンクリートの場合、RF プロパゲー
ションが発生する可能性があります。 新しいコンクリートは保湿性が高い
ので RF 信号がブロックされます。
自然物: 水槽、噴水、池、および樹木
煉瓦
RF 反射材には、以下のようなものがあります。
鉄製のオブジェクト: フロア間に設置された金属、鉄筋、防火扉、クーラー
のダクト、メッシュ窓、ブラインド、金網タイプのフェンス (間口サイズに
より異なります)、冷蔵庫、ラック、棚、およびファイルキャビネット
AP を 2 つの空調機ダクトの間に設置しないでください。RF 吸収を回避す
るために、AP はダクトの下に設置してください。
RF 干渉源には、以下のようなものがあります。
電子レンジおよび 2.4 または 5 GHz 以外のオブジェクト (コードレス電話
など)
コールセンターやランチルームで使用されるコードレスヘッドセット
AP の設置
W-AP103H アクセスポイントは、さまざまな壁用電気配線ボックスに取り付
けられるように設計されています。
1. 既存の壁用データ配線プレートを取り外します (設置済みの場合)。
図 6 ウォールプレートの取り外し (米国のシングル配線ボックスの例)
2. 既存の RJ45 コネクタがある場合は取り外すか (通常はスナップイン式)、
または UTP ケーブルを切るか抜きます。
3. 短いイーサネットケーブル (別売) を使用して、ENET0 ポートを RJ45 コネ
クタに接続するか、またはケーブルに RJ45 プラグ (別売) を圧着して、
ENET0 ポートに差し込みます。パススルーポートを使用する場合は、同じ
作業を繰り返します。
4. W-AP103H マウント用ブラケットの穴を、図 8 と図 7 のように配線ボックス
の穴に合わせます。ワールドワイド用シングル配線ボックスの場合、マウン
ト用ブラケットには、さまざまな設置場所の要件を満たすように、ボックス
を固定するマウント用穴が 2 組あります。詳細については図 8 を参照してく
ださい。
ウォールボックスに該当する標準:
IEC 60670-1、GB17466、BS4662、DIN49073 (ワールドワイド)
ANSI/NEMA OS 1 および OS 2 (米国)
メモ: W-AP103H には Dell Networking W-Series ArubaOS 6.4.1.0 以降が必要
です。
メモ: 内容が違っている場合、不足している場合、または破損している場
合は、サプライヤに連絡してください。必要な場合は、元の梱包資材およ
び箱を使用して (可能な場合) パッケージを梱包し、サプライヤに返送して
ください。
表 1
LED
色/状態 意味
システムステータス
LED
オフ AP に電源が投入されていない、また
は LED が「オフモード」に移行
赤 エラー状況
緑 - 点滅 LED が「点滅モード」に移行
緑 - 点灯 AP 準備完了
オレンジ - 点滅 AP 起動中、または AP は空気モニター
またはスペクトルモニターモード
オレンジ - 点灯 AP 準備完了、制限モード:
10/100Mbps アップリンクネゴシ
エーション完了
非 HT モードのいずれかのラジオ
メモ: LED の点滅モードとオフモードの詳細については、『Dell Networking
W-Series ArubaOS ユーザーガイド』を参照してください。
システムステータス LED
コンソールポート
パススルーポート
ENET 0
警告: コンソールポートではホットプラグ操作は推奨されません。
メモ: PoE と DC 電源の両方を利用できる場合、AP は PoE を使用します。
DC 電源
プッシュボタン
ENET 1
ENET 2
パススルーポート
1000Base-T Gigabit
イーサネットポート
RJ-45 メス
ピン出力
1
2
3
4
5
6
7
8
スペアペア
スペアペア
スペアペア
スペアペア
ETH Rx+
ETH Rx-
ETH Tx+
ETH Tx-
(PoE (+))
(PoE (+))
(PoE (-))
(PoE (-))
(PoE (-))
(PoE (-))
(PoE (+))
(PoE (+))
10/100 Mbps
イーサネット
RJ-45
メス
ピン出力
スペアペア
スペアペア
スペアペア
スペアペア
1
2
3
4
5
6
7
8
ETH Tx+
ETH Tx–
ETH Rx+
ETH Rx–
注意: FCC の声明: 米国以外のモデルのコントローラに設定されたアクセス
ポイントを米国内で設置すると、機器承認に関する FCC 規制に違反する
ことになります。そのような意図的な違反を行った場合、運用の中断が
FCC によって要求され、罰金が適用されることがあります (47 CFR 1.80)。
注意: EU の声明: 2.4 GHz および 5 GHz 帯域幅で運用する低電力無線 LAN 製
品。 制限の詳細については、『Dell Networking W-Series ArubaOS ユーザーガ
イド』を参照してください。
Produit réseau local radio basse puissance operant dans la bande fréquence
2.4 GHz et 5 GHz. Merci de vous referrer au Dell Networking W-Series ArubaOS
User Guide pour les details des restrictions.
Low Power FunkLAN Produkt, das im 2.4 GHz und im 5 GHz Band arbeitet. Weitere
Informationen bezlüglich Einschränkungen finden Sie im Dell Networking
W-Series ArubaOS User Guide.
Apparati Radio LAN a bassa Potenza, operanti a 2.4 GHz e 5 GHz. Fare riferimento
alla Dell Networking W-Series ArubaOS User Guide per avere informazioni
detagliate sulle restrizioni.
メモ: W-AP103H アクセスポイントを設置する前に、「AP 設置前のチェック
リスト」に記載されているアイテムを確認することが重要です。
メモ: Dell は、政府の要求に基づき、権限のあるネットワーク管理者だけが
設定を変更できるように W-AP103H アクセスポイントを設計しています。
AP の設定の詳細については、『Dell Networking W-Series ArubaOS クイックス
タートガイド』および『Dell Networking W-Series ArubaOS ユーザーガイド』
を参照してください。
注意: アクセスポイントは無線伝送デバイスで、政府規制の対象となりま
す。ネットワーク管理者は設定の責任を負い、アクセスポイントの運用
は無線法の規制に準拠する必要があります。特に、アクセスポイントは、
その使用場所に適したチャネル割り当てを使用する必要があります。


