Users Guide
この問題を解決するには、ストレージコントローラファームウェア DUP を実行する前に、Dell OpenManage Server
Administrator
および Dell OpenManage Server Administrator Storage Management Service を停止してください。
Linux DUP 名変更中の機能喪失
Linux DUP は名前を変更した場合でも実行することが可能ですが、一部の機能が失われます。Linux MIME(Multimedia Internet
Message Extensions)データベース内に存在する拡張子で名前変更された Linux DUP は、各種 X‑Windows デスクトップ(たと
えば
GNOME など)からの実行が失敗することがあります。この場合、デスクトップで DUP を開くことができないことを示
す、ファイルオープンエラーメッセージが発行されます。 これは、大文字の拡張子 .BIN が付いていた DUP が小文字の拡張
子 .bin の付く名前に変更された場合に発生します。拡張子 .bin には ファイルオープンエラーにつながるエントリが Linux
MIME
データベースにあります。
64 ビット Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムにおける DUP の失敗
64 ビット Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムで DUP の実行に失敗した場合、次の RPM を手動でインストー
ルします。
• compat-libstdc++-33.i686
• libstdc++-4.4.4-5.el6.i686
• libxml2.i686
メモ: RPM は、Red Hat Enterprise Linux 6.3 x64 メディアに収録されています。
UEFI
モードでのファームウェアの
DUP
アップデート実行中における失敗の可能性
Red Hat Enterprise Linux 6 または SLES 11 が UEFI 環境でインストールおよび起動された場合、DUP によるシステムの再起動
後に
DUP を使用したファームウェアのフラッシュが失敗する可能性があります。
DUP は、ファームウェアのフラッシュの有効化をウォームリセットに依存します。UEFI モードでは、カーネルはデフォルト
でコールドリセットを実行します。
ファームウェアのフラッシュ処理を正しく完了することを可能にするため、reboot=k カーネルコマンドラインオプションで
システムを起動します。このオプションを /etc/grub.conf に追加して、すべての再起動でこの設定が維持されるようにする
ことができます。
メモ: Linux Kernel マニュアルに記載されているように reboot=w オプションを使用すると、システムのシャットダウン
中に Red Hat Enterprise Linux 6 でカーネルパニックが発生する原因になる場合があります。
メッセージ
DUP の実行中に表示される場合のあるメッセージの説明とその解決方法については、次の表を参照してください。
表 5. アップデートパッケージのメッセージ情報
Message(メッセージ) 説明 / 解決方法
This Update Package is not compatible with
your
system Your system: <Model Name> System(s)
supported by this package: <Model Name>
互換性のある DUP を選択し、アップデートを再試行してく
ださい。
This Update Package cannot be executed under
the current
operating system.
DUP は Linux オペレーティングシステムと、--rebuild オプシ
ョン対応のカーネルをサポートしています。
This Update Package is not compatible with
any of
the devices detected in your system.
アップデートするデバイスと互換性のある DUP を選択し
て、再試行してください。
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