Users Guide

火曜日の朝には、月曜日のベースリカバリポイントがドライブ A に正常にコピーされてい
ます。その日の終わりに、ドライブ A を取り外して安全のために持ち帰ります。
水曜日の朝には、ドライブ B をオフィスに持って来ます。ドライブ B を接続すると、Backup
Exec System Recovery ではドライブ B がオフサイトコピー先であることが検出されます。
その後、Backup Exec System Recovery によって自動的に月曜日の夜のベースリカバ
リポイントと火曜日の夜の増分リカバリポイントのコピーが開始されます。水曜日の終わり
には、ドライブ B を持ち帰り、ドライブ A と一緒に安全な場所に保管します。
これで、2 カ所の物理的に異なる場所に、リカバリポイントの複数のコピーが保存されま
す。すなわち、オフィスのバックアップ先に保存された元のリカバリポイントと、オフサイトコ
ピー先ドライブに保存された同じリカバリポイントのコピーです。オフサイトコピー先ドライ
ブは、自宅の安全な場所に保管されます。
次の木曜日の朝、ドライブ A をオフィスに持って行き接続します。火曜日と水曜日の夜の
リカバリポイントが自動的にドライブ A にコピーされます。
メモ: ニックネームを各ドライブに付けることができる、外部ドライブの名付け機能の使用
を検討してください。その後、一致する物理的なラベルを各外部ドライブに付けて、ドライ
ブ交換のタスクを管理しやすくします。
p.45 「外部ドライブでのニックネームの使用」 を参照してください。
ドライブ A または B のいずれかを接続するたびに、最新のリカバリポイントがドライブに追
加されます。この方法により、元のバックアップ先ドライブに障害が発生したり修復不可能
になった場合に、複数のリカバリポイントを使ってコンピュータを修復することができます。
87 6 ドライブ全体のバックアップ
オフサイトコピーの仕組み