Users Guide
す。Backup Exec System Recovery によってオフサイトコピー先ドライブの存在が検出
され、自動的にリカバリポイントのコピーが開始されます。
オフサイトコピーはシステムリソースをわずかしか使用しないように設計されているため、
コピー処理はバックグラウンドで実行されます。この機能を使用すると、システムリソース
にほとんどまたはまったく影響を与えずに、コンピュータで作業を続けることができます。
オフサイトコピー先のディスク領域が不足すると、オフサイトコピーによって最も古いリカバ
リポイントが識別されて削除され、最新のリカバリポイント用の領域が確保されます。その
後、オフサイトコピー先に現在のリカバリポイントがコピーされます。
p.86 の 「オフサイトコピー先としての外部ドライブの使用について」 を参照してください。
p.88 の 「オフサイトコピー先としてのネットワークサーバーの使用について」 を参照して
ください。
p.88 の 「オフサイトコピー先としての FTP サーバーの使用について」 を参照してくださ
い。
p.64 の 「ドライブベースのバックアップを定義する方法」 を参照してください。
p.99 の 「バックアップ設定の編集」 を参照してください。
オフサイトコピー先としての外部ドライブの使用について
外部ドライブをオフサイトコピー先として使用します。この方法を使用すると、オフィスを離
れる際にデータのコピーを持ち出すことができます。2 つの外付けハードディスクドライブ
を使用することで、オンサイトとオフサイトの両方で最新のデータのコピーを確実に保存
しておくことができます。
たとえば、月曜日の朝に、システムドライブの新しいバックアップジョブを定義するとしま
す。バックアップジョブの種類としてリカバリポイントセットを選択します。外部ドライブ(A)
を 1 番目のオフサイトコピー先として設定し、別の外部ドライブ(B)を 2 番目のオフサイト
コピー先として設定します。週末を除く毎日午前 0 時にバックアップジョブを実行するよう
にスケジュールを設定します。また、リカバリポイントの暗号化を有効にし、持ち出すデー
タを権限のないユーザーのアクセスから保護します。
p.76 の 「リカバリポイントの暗号化について」 を参照してください。
月曜日の夜にオフィスを離れる前に、ドライブ A を接続し、ドライブ B を持ち帰ります。
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ
オフサイトコピーの仕組み
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