Users Guide

正しいパスワードを入力しなければ、暗号化されたリカバリポイントに対してアクセスまた
は復元を行うことはできません。
警告: パスワードは安全な場所に保管してください。パスワードは、大文字と小文字を区
別します。パスワードで暗号化されたリカバリポイントに対してアクセスまたは復元を行う
場合、Backup Exec System Recovery によってパスワードの入力を求められるため、大
文字と小文字を区別して入力します。正しいパスワードを入力しなかった場合、またはパ
スワードを忘れた場合は、リカバリポイントを開くことができません。
シマンテック社のテクニカルサポートでは暗号化されたリカバリポイントを開くことができま
せん。
暗号化レベルを高く設定するだけではなく、パスワードの形式を複雑にすることで、デー
タのセキュリティを高めることができます。
適切なセキュリティを確保するには、以下のルールに従ってパスワードを作成してくださ
い。
同じ文字を続けない(例: BBB88
一般的な単語を使用しない
少なくとも 1 つの数字を含める
大文字と小文字を混合する
少なくとも 1 つの特殊記号({}[],.<>;:"?/|¥`~!@#$%^&*()_-+=)を含める
定期的にパスワードを変更する
リカバリポイントの整合性の検証
バックアップ定義ウィザードの[オプション]ページで[作成後のリカバリポイントを検証]オ
プションを選択した場合、次のことが行われます。
Backup Exec System Recovery によって、リカバリポイントを構成するすべてのファ
イルを開くことができるかどうかが検証されます。
また、リカバリポイントの内部データ構造が、利用できるデータに適合しているかどう
かもチェックされます。
作成時に圧縮レベルを選択した場合は、リカバリポイントを元のファイルと同じデータ量
に正しく圧縮解除できるかどうかもチェックされます。
メモ: [作成後のリカバリポイントを検証]オプションを使用すると、リカバリポイントの作成
2 倍の時間がかかります。
77 6 ドライブ全体のバックアップ
ドライブベースのバックアップの定義