Users Guide
説明段階
スナップショットが作成された後の段階です。この段階
では、リカバリポイントの作成中にサービスがドライブ
に対して通常の処理を再開することを許可するコマン
ドを実行できます。
データベースは一時的にバックアップ状態になります
が、スナップショットの作成は数秒で済みます。最小
数のログファイルが作成されます。
スナップショット作成後に実行
リカバリポイントファイルが作成された後の段階です。
この段階では、リカバリポイント自体を処理するコマン
ドを実行できます。たとえば、リカバリポイントをオフラ
インの場所にコピーできます。
リカバリポイント作成後に実行
ドライブベースのバックアップの詳細オプション
ドライブベースのバックアップを定義すると、次の詳細オプションを設定できます。
表 6-6
ドライブベースのバックアップの詳細オプション
説明オプション
リカバリポイントを複数の小さいファイルに分割
し、各ファイルの最大サイズ(MB)を指定します。
たとえば、リカバリポイントをバックアップ先から
ZIP ディスクにコピーする場合は、ZIP ディスクの
サイズに従って最大ファイルサイズ 100 MB を
指定します。
リカバリポイントを複数ファイルに分割して圧縮
保存
SmartSector 技術を使用すると、データを含む
ハードディスクセクタのみがコピーされるため、コ
ピー処理を高速化することができます。ただし、
データの有無に関係なく、すべてのセクタを元
のレイアウトのままコピーすることが望ましい場合
もあります。
使用セクタだけでなく未使用セクタもコピーでき
ます。そのため、コピー処理に要する時間が長
くなり、リカバリポイントのサイズが大きくなります。
SmartSector™ コピーの無効化
ハードディスクに不良セクタがある場合でも、バッ
クアップを実行できます。ほとんどの場合、ドライ
ブに不良セクタはありませんが、ハードディスク
の老朽化とともに問題が発生する可能性は高ま
ります。
コピー中は不良セクタを無視
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ
ドライブベースのバックアップの定義
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