Users Guide
バックアップ中に Visual Basic スクリプトファイル(.VBS)を使用する場合は、スクリプトを
実行するバッチファイル(.BAT)を作成します。たとえば、以下の構文を含む STOP.BAT
というバッチファイルを作成します。
Cscript script_filename.vbs
Cscript は Visual Basic スクリプトファイル名に先行します。
警告: コマンドファイルはユーザーによる操作なしで実行されるため、実行中にユーザー
インターフェースは表示されません。すべてのコマンドファイルを、バックアップ中に使用
する前に、Backup Exec System Recovery とは別にテストすることをお勧めします。
バックアップが開始されると、指定した段階でコマンドファイルが実行されます。コマンド
ファイルの実行中にエラーが発生した場合、または(段階に関係なく)コマンドファイルが
指定した時間内に完了しない場合、バックアップは停止します。必要に応じてコマンドファ
イルが終了し、エラー情報がログに記録され、表示されます。
次の表に、リカバリポイント作成の段階を示します。
表 6-5
リカバリポイント作成の段階
説明段階
バックアップの開始後、リカバリポイントが作成される
前の段階です。この段階では、リカバリポイントの作成
プロセスを準備するためのコマンドを実行できます。
たとえば、ドライブを使用している実行中のアプリケー
ションを終了できます。
メモ: このオプションを使用する場合は、コマンドファ
イルにエラー修復機能が組み込まれていることを確認
してください。コマンドファイルにエラー修復機能がな
いと、VSS 非対応データベースやリソース集約型アプ
リケーションなど、この段階で停止する必要のあるサー
ビスが、コンピュータで再起動されない可能性があり
ます。コマンドファイルでエラーが発生すると、リカバリ
ポイント作成プロセスがすぐに停止する場合がありま
す。その場合、他のコマンドファイルは実行されませ
ん。
p.36 の 「Backup Exec System Recovery の使用方
法」 を参照してください。
スナップショット作成前に実行
73第 6 章 ドライブ全体のバックアップ
ドライブベースのバックアップの定義