Users Guide
ネットワーク資格情報を入力する場合、次のルールが適用されます。
■ 接続するコンピュータがドメイン上にある場合、ドメイン名、ユーザー名、パスワードを
入力します。例:domain¥username
■ ワークグループ内のコンピュータに接続している場合、リモートコンピュータ名とユー
ザー名を入力します。例:remote_computer_name¥username
■ ドライブをマッピングした場合、サービスが異なるコンテキストで実行され、マッピング
したドライブを認識できないため、このダイアログボックスでユーザー名とパスワードを
入力する必要がある場合があります。
ツールメニューで[オプション]を選択すると、ネットワーク資格情報を含む、デフォルトの
バックアップデータ保存先を設定できます。これによって、ジョブの作成時、指定した場
所がデフォルトでダイアログボックスに表示されるようになります。別のオプションを使用す
ると、企業の特定のバックアップユーザーアカウントを作成し、このアカウントを使うように
Backup Exec™ System Recovery 2010 サービスを設定できます。
バックアップ中のコマンドファイルの実行について
バックアップ中にコマンドファイル(.exe、.cmd、.bat)を使用できます。コマンドファイルを
使用すると、Backup Exec System Recovery をコンピュータで実行中の他のバックアッ
プルーチンと統合できます。またコマンドファイルを使用して、コンピュータのドライブを使
う他のアプリケーションと統合することができます。
メモ: notepad.exe などのグラフィカルユーザーインターフェースが含まれるコマンドファ
イルを実行することはできません。そのようなコマンドファイルを実行すると、バックアップ
ジョブが失敗します。
リカバリポイントの作成中、次の任意の段階でコマンドファイルを実行できます。
■ スナップショット作成前に実行
■ スナップショット作成後に実行
■ リカバリポイント作成後に実行
また、コマンドファイルを実行できる時間 (秒) を指定できます。
コマンドファイルをデフォルトの保存場所以外の場所に保存する場合は、保存場所を指
定することができます。また、ジョブごとに保存場所を指定することも、複数のコンピュータ
で共有できる保存場所を指定することもできます。ネットワーク上の場所を指定すると、
ネットワーク資格情報の入力を求められます。
コマンドファイルの実行は、バックアップを実行する VSS 非対応データベースを停止お
よび再起動するときに最もよく使用されます。
第 6 章 ドライブ全体のバックアップ
ドライブベースのバックアップの定義
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