Users Guide
表 5-1
バックアップ先の選択
考慮する項目バックアップ先
この方法のメリットは次のとおりです。
■ 高速にバックアップおよび修復できる
■ 無人バックアップをスケジュールできる
■ ディスク領域に繰り返し上書きが可能で低コストである
■ 別の場所で保管できる
■ ハードディスクドライブ領域を他の用途のために確保できる
リカバリポイントをバックアップ対象と同じドライブに保存すること
は可能ですが、次の理由からお勧めできません。
■ リカバリポイントの数またはサイズが大きくなると、通常の用途
に使用できるディスク容量が少なくなる。
■ リカバリポイントはそれ以降のそのドライブのリカバリポイント
に含まれることになるため、リカバリポイントのサイズが増大す
る。
■ 致命的なエラーがそのコンピュータに発生した場合は、同じ
ハードディスク上の別のドライブにリカバリポイントを保存して
ある場合でも、必要なリカバリポイントを修復できない可能性
がある。
ローカルハードディスクドライ
ブ、USB ドライブ、FireWire ド
ライブ
(推奨)
コンピュータがネットワークに接続されている場合は、リカバリポイ
ントとファイルおよびフォルダのバックアップデータをネットワーク
フォルダに保存できます。
ネットワークフォルダにバックアップするには、通常そのフォルダ
をホストしているコンピュータへの認証を行う必要があります。コン
ピュータがネットワークドメインの一部となっている場合、ドメイン
名、ユーザー名、パスワードを入力する必要があります。たとえ
ば、domain¥username のように入力します。
ワークグループ内のコンピュータに接続している場合、リモートコ
ンピュータ名とユーザー名を入力する必要があります。たとえば、
remote_computer_name¥username のように入力します。
ネットワークフォルダ
59第 5 章 データバックアップのベストプラクティス
バックアップ先の選択について