Users Guide
バックアップに関する追加のアドバイス
定義したバックアップを実行する場合、次のアドバイスを参考にしてください。
■ スケジュールされたバックアップを開始するのに、Backup Exec System Recovery
が実行中である必要はありません。バックアップを定義した後で、Backup Exec System
Recovery を終了できます。
■ バックアップ対象のコンピュータは、電源が入っており、Windows が起動している必
要があります。
■ 定義したバックアップは、後で編集または実行できるように自動的に保存されます。
■ バックアップ中は、ディスクのデフラグプログラムを実行しないでください。リカバリポイ
ントの作成に要する時間が大幅に延び、予期しないシステムリソースの問題が発生す
ることがあります。
■ 相互に依存する複数のドライブがある場合、そのようなドライブは同一のバックアップ
に含めてください。これにより、最大限の保護を行うことができます。
■ 複数のドライブを定義した同一のバックアップに含めることで、実行するバックアップ
の合計数を減らします。これにより、作業の中断を最小限にすることができます。
■ 進行状況とパフォーマンスの機能を使用して、コンピュータのパフォーマンスに対す
るバックアップの影響を減らします。たとえば、プレゼンテーションの途中でスケジュー
ルされたバックアップが開始された場合、バックアップの速度を下げて、処理リソース
をプレゼンテーションプログラムに割り当てることができます。
■ バックアップ中に、コンピュータの電源管理機能が Backup Exec System Recovery
と競合することがあります。
たとえば、一定の時間が経過したらコンピュータが休止状態になるように設定されて
いることがあります。スケジュールされたバックアップ中には、電源管理機能を無効に
してください。
■ バックアップが中断された場合、再実行してください。
■ バックアップの作成中に問題が発生した場合、コンピュータの再起動が必要となる場
合があります。
バックアップジョブの定義後
定義したバックアップジョブは、後で編集または実行できるように自動的に保存されます。
バックアップを定義して、その実行をスケジュールしたら、Backup Exec System Recovery
を終了することができます。バックアップを開始するために、プログラムを実行している必
要はありません。
ただし、バックアップが行われるときに、コンピュータの電源が入っており、Windows が
起動している必要があります。そうでない場合、コンピュータの電源が入るまで、スケジュー
57第 5 章 データバックアップのベストプラクティス
バックアップに関する追加のアドバイス