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VSS 非対応データベースのコールドリカバリポイントを手動で作成する方法
1
データベースを手動で停止します。
2
Symantec Backup Exec System Recovery を使用し、[バックアップを実行]または
[ワンタイムバックアップ]機能を使用してバックアップをすぐに実行します。
Backup Exec System Recovery により、データベースの「仮想ボリュームリカバリポ
イント」が即座に作成されます。
3
コンソールの[監視]ページにリカバリポイントのプログレスバーが表示されたら、手
動でデータベースを再起動します。
データベースが再起動されている間に、実際のリカバリポイントが仮想ボリュームリカ
バリポイントから作成されます。
VSS 非対応データベースのコールドリカバリポイントの自動作成
VSS 非対応データベースのコールドリカバリポイント作成を自動化する場合は、バックアッ
プジョブ内でデータ取得前にコマンドファイルを実行してデータベースを一時的に停止
(または休止)し、すべてのトランザクションログをハードディスクに保持します。その後、
Backup Exec System Recovery により、すぐに「仮想ボリュームリカバリポイント」が作成
されます。2 番目のコマンドファイルがバックアップ内で実行されて自動的にデータベー
スが再起動し、仮想ボリュームリカバリポイントからリカバリポイントが作成されます。
仮想ボリュームスナップショットの作成にかかる時間はわずか数秒で、データベースがリ
カバリポイントを作成している状態にあるのは短時間です。そのため、作成されるログファ
イル数が最小限に抑えられます。
メモ: VSS に対応していない Windows 2000 サーバー上でドメインコントローラを実行し
ている場合は、最初に NTbackup を使用して Active Directory データベースをバック
アップしてから、Backup Exec System Recovery を使用してシステム全体を保護する必
要があります。バックアップ内でコマンドファイルを実行することにより、このプロセスを自
動化できます。
VSS 非対応データベースのコールドリカバリポイントを自動で作成する方法
1
次に示すリカバリポイントの各段階で使用するコマンドファイルを作成し、そのコマン
ドファイルを含むバックアップを定義します。
データベースを停止するコマンドファイルデータ取得前
データベースを再起動するコマンドファイルデータ取得後
2
Backup Exec System Recovery を使用して、コマンドファイルを含むバックアップ
ジョブを実行します。
225付録 B VSS 対応データベースのバックアップについて
VSS 非対応データベースのバックアップについて