Users Guide
選択したファイルおよびフォルダだけをバックアップするには、こ
のオプションを使用します。任意のファイルまたはすべてのファイ
ルをいつでも復元できます。
このオプションに必要なディスク領域は、通常、ドライブベースの
バックアップよりも小さくなります。
ファイルおよびフォルダのバック
アップ
ドライブベースのバックアップについて
ドライブベースのバックアップを実行すると、すべての項目のスナップショットが作成され、
コンピュータのハードディスクに保存されます。スナップショットはコンピュータにリカバリポ
イントとして保存されます。リカバリポイントとは、リカバリポイントが作成されたときの状態
にコンピュータを復元するための時間上のポイントです。
リカバリポイントの種類は次のとおりです。
選択したドライブの完全な単体のコピーを作成します。通常、こ
のバックアップはより多くの保存領域を必要とします。
単体リカバリポイント(.v2i)
ベースリカバリポイントが含まれます。ベースリカバリポイントは、
単体リカバリポイントと似た、ドライブ全体の完全なコピーです。リ
カバリポイントセットには、ベースリカバリポイントの作成以降にコ
ンピュータに加えられた変更のみを取得したリカバリポイントも含
まれます。
リカバリポイントセット(.iv2i)
ドライブベースバックアップからはファイルおよびフォルダを修復できますが、特定のファ
イルまたはフォルダのバックアップは選択できません。ハードディスクドライブ全体がバッ
クアップされます。
ファイルおよびフォルダのバックアップについて
選択した個人用ドキュメントおよびフォルダのセットを編集または作成する場合や、ハー
ドディスクリソースを使用してコンピュータ全体をバックアップしたくない場合は、ファイル
およびフォルダのバックアップを定義できます。また、定期的に変更するファイルが含ま
れる 1 つまたは複数のフォルダを取得する場合にも、ファイルおよびフォルダのバックアッ
プを定義できます。
ファイルおよびフォルダのバックアップで、選択した個々のファイルまたはフォルダをバッ
クアップできます。バックアップするファイルの種類も指定できます。Backup Exec System
Recovery は、指定した種類のすべてのファイルを検索してバックアップします。たとえ
ば、コンピュータ上の複数の場所に保存されている Microsoft Word ドキュメントが存在
する場合、Backup Exec System Recovery は、すべての Word ドキュメント(拡張子が
.doc のファイル)を検索し、バックアップ対象にします。ファイルの種類のリストを編集し
て、使用しているソフトウェアに固有の種類をバックアップ対象にすることもできます。
第 12 章 バックアップ先の管理
バックアップデータの仕組みについて
140