Users Guide
SNMP トラップについて
SNMP トラップが Symantec Backup Exec System Recovery で機能するように、コン
ピュータに Windows SNMP サービスをインストールし、設定する必要があります。
デフォルトでは、Symantec Backup Exec System Recovery は NMS マネージャにトラッ
プを送信することはできません。SNMP トラップをさまざまな優先順位や通知の種類で送
信するように Backup Exec™ System Recovery 2010 を設定できます。
SNMP トラップを送信するように Symantec Backup Exec System Recovery を設定する
方法
1
ツールメニューから[オプション]をクリックし、次に[通知]、[SNMP トラップ]をクリッ
クしてください。
2
[SNMP トラップ]ダイアログボックスでは、トラップの生成に必要な通知の優先度と
種類を選択できます。また、送信する SNMP トラップのバージョンも選択できます
(V1 か V2)。必要な選択を行い、次に[OK]をクリックしてください。
Backup Exec™ System Recovery 2010 は Windows SNMP エージェントで設定
された宛先すべてに SNMP トラップを送信するようになりました。
Symantec Backup Exec System Recovery 管理情報ベースについて
Symantec Backup Exec System Recovery 管理情報ベース(MIB)は、エンタープライ
ズ MIB で、Backup Exec™ System Recovery 2010 SNMP トラップ定義を含んでいま
す。すべての NMS アプリケーションに MIB をロードするオプションがあり、Backup Exec™
System Recovery 2010 MIB はそれらのオプションのいずれかを使用してロードできま
す。MIB をロードしなくても、NMS アプリケーションはトラップを受信して表示しますが、
情報テキストでは表示されません。この .MIB ファイルの名前は BESR_MIB.MIB で、
Symantec Backup Exec System Recovery 製品 CD の Support フォルダにあります。
ドライブ(またはファイルおよびフォルダのバックアップ)
の状態レポートのカスタマイズ
Backup Exec System Recovery が特定のドライブ(またはすべてのファイルおよびフォ
ルダのバックアップ)の状態を通知する方法を設定できます。
たとえば、ドライブ D に重要でないデータが含まれているため、それをドライブベースバッ
クアップに含めないように選択した場合、[ホーム]ページの状態では、コンピュータが危
険な状態であることが通知され続けます。[ホーム]ページの[バックアップの状態]パネ
ルのドライブ D の状態が識別されないように、Backup Exec System Recovery をドライ
ブ D を無視するように設定できます。
または、未処理のバックアップや失敗したバックアップなどのエラーのみが状態レポート
に識別されるように指定できます。
第 10 章 バックアップの状態の監視
SNMP トラップについて
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