Users Guide

イベント起動バックアップの有効化
Backup Exec System Recovery では、特定のイベントを検出して、そのイベントの発生
時にバックアップを実行できます。
たとえば、新しいソフトウェアをインストールする際にコンピュータを保護するために、
Backup Exec System Recovery で新しいソフトウェアのインストールを検出したときに
バックアップを実行できます。コンピュータに悪影響を与える問題が発生した場合、このリ
カバリポイントを使用して、コンピュータをインストール前の状態に復元できます。
Backup Exec System Recovery を設定して、次のイベントが発生したときにバックアップ
を自動的に実行できます。
アプリケーションのインストール
特定のアプリケーションの起動
ユーザーの Windows へのログオン
ユーザーの Windows からのログオフ
ドライブに追加されたデータ量が指定した値(MB)を超過した場合
このオプションは、ファイルおよびフォルダのバックアップでは利用できません。
イベント起動バックアップを有効にする方法
1
[ホーム]ページまたは[タスク]ページで、[バックアップの実行または管理]をクリッ
クします。
2
編集するバックアップを選択し、[スケジュールを変更]をクリックします。
3
[イベントトリガ]の[全般]をクリックします。
4
検出するイベントを選択し、[OK]をクリックします。
Symantec ThreatCon について
ThreatCon はシマンテック社のセキュリティの脅威早期警告システムです。シマンテック
社が各種の脅威を確認すると、ThreatCon チームは脅威レベルを調整します。この調整
によって、ユーザーおよびシステムに適切な警告が送信され、データおよびシステムが
攻撃から保護されます。
選択したバックアップジョブに対して Symantec ThreatCon トリガを有効にすると、Backup
Exec System Recovery によって脅威レベルの変更が検出されます。このとき、コンピュー
タはインターネットに接続されていなければなりません。脅威レベルが ThreatCon レベ
ルに達するか超過すると、Symantec ThreatCon を有効にしたバックアップジョブが自動
的に開始されます。これにより、コンピュータが最新の脅威によって影響を受けた場合に
データの修復に使用するリカバリポイントが作成されます。
8 バックアップジョブの実行と管理
イベント起動バックアップの有効化
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