Users Guide
Oracle RAC DB 用のネットワークおよびストレージの設定 251
EqualLogic iSCSI ストレージの設定
ボリュームの作成
データを保存する前に、
PS5000XV
の物理ディスクを設定して、ボリュー
ムと呼ばれる使用可能なコンポーネントにする必要があります。ボリュー
ムはストレージプールを構成する一部であり、特定のサイズ、アクセスコ
ントロール、その他の属性を持っています。ボリュームは複数のディスク
とグループメンバー間に分散させることができ、ネットワーク上では
iSCSI
ターゲットとして認識されます。ボリュームはプールに割り当てら
れます。別のプールに移動することも容易で、データの可用性に何ら影響
はありません。また、プール内のストレージハードウェアリソースの総合
的な負荷に基づいて、プール内で自動データ配置と自動負荷バランシング
が行われます。
メモ: OCR と投票ディスクの設定中に警告メッセージが表示されること
を避けるために、OCR ミラーと投票ディスクミラーは別々のボリュームに
分けておくことをお勧めします。
表 6-4 Oracle RAC 設定用のボリューム
ボリューム 最小サイズ
RAID
パーティショ
ンの数
使用目的 OS マッピング
第 1 領域ボ
リューム
3 GB 10
1
つの拡張
パーティショ
ンに
5
つの論
理ドライブ
-
投票ディスク
に
250 MB x 3
、
OCR
に
300 MB x 2
投票ディ
スクおよ
び OCR
(Oracle
Cluster
Registry)
1 つの拡張パー
ティションに 5
つの論理ドライ
ブ:
投票ディ
スク x 3、
OCR x 2
第 2 領域ボ
リューム
データベー
スよりも大
きいこと
10 1
データ ASM ディスクグ
ループ
DATABASEDG
第 3 領域ボ
リューム
第 2 領域ボ
リュームの
サイズの 2
倍以上
5 1
フラッ
シュリカ
バリ領域
ASM ディスクグ
ループ
FLASHBACKDG