Users Guide
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データ収集の設定
SupportAssist は、デフォルトですべての監視対象デバイスから定期的にシステム情報を収集します。また、
デバイスの問題に対してサポートケースが作成された場合にも、監視対象デバイスからシステム情報を自動
収集します。必要な場合は、希望に応じてデータ収集オプションを設定することができます。たとえば、次
の設定が可能です。
• サポートケースの作成またはアップデート時における、監視対象デバイスからのシステム情報の自動収集
の無効化。「ケース作成時のシステム情報の自動収集の有効化または無効化」を参照してください。
• 監視対象デバイスからのシステム情報の定期収集の無効化。「全デバイスからのシステム情報の定期収集
の有効化または無効化」を参照してください。
• システム情報の定期収集スケジュールのカスタマイズ。「システム情報の定期収集スケジュールのカスタ
マイズ」を参照してください。
• 特定デバイスからのシステム情報の定期収集の無効化。「特定デバイスからのシステム情報の定期収集を
無効にする」を参照してください。
• すべての監視対象デバイスからの ID 情報収集の無効化。「ID 情報収集の有効化または無効化」を参照し
てください。
• すべての監視対象デバイスからのソフトウェア情報とシステムログの収集の無効化。「ソフトウェア情報
とシステムログ収集の有効化または無効化」を参照してください。
システム情報収集の前提条件
システム情報を収集する際の SupportAssist の前提条件は、次のとおりです。
• ローカルシステム(SupportAssist がインストールされているサーバー)に、収集したシステム情報を保
存することができる十分なハードドライブ容量が必要です。ハードドライブ容量の要件につちいては、
「
ハードウェア要件」を参照してください。
• リモートデバイスからシステム情報を収集するには、ローカルシステムからリモートデバイスに到達でき
る必要があります。
• ローカルシステムとリモートデバイス(SupportAssist に追加されたデバイス)は、ネットワークポート
要件を満たしている必要があります。ネットワークポート要件については、「ネットワーク要件」を参照
してください。
• オペレーティングシステムの IP アドレスまたはホスト名(エージェントベースの監視)を使用して、
SupportAssist にデバイスを追加した場合:
– デバイスに、理想的には Dell OpenManage Server Administrator(OMSA)がインストールされてい
る必要があります。
– デバイスが Windows オペレーティングシステムを実行している場合:
* SupportAssist に入力したデバイスの資格情報が、管理者権限を持っている必要があります。
* デバイスの資格情報が、Windows Management Instrumentation(WMI)通信に必要な権限を持
っている必要があります。
WMI 通信の確保については、msdn.microsoft.com の技術マニュアル
『Securing a Remote WMI Connection』(リモート WMI 接続の保護)を参照してください。
– デバイスが Linux オペレーティングシステムを実行している場合には、次の要件があります。
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