Users Guide
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監視するデバイスの追加
SupportAssist でデバイスを監視し、不具合の発生時にサポートケースを自動作成することを可能にするに
は、
SupportAssist にデバイスを追加する必要があります。SupportAssist は、次の方法を使用してデバイス
を監視することができます。
• エージェントベースの監視 - この方法では、エージェントがデバイスと SupportAssist 間のインターフェ
イスとして機能します。エージェントは、デバイスでハードウェアイベントが発生するたびにアラート
(SNMP トラップ)を生成します。SupportAssist は、エージェントベースメソッドを使用したデバイスの
監視について、
Dell OpenManage Server Administrator(OMSA)エージェントに依存しています。OMSA
エージェントは、インストールされているデバイスの各種コンポーネントの状態を監視するアプリケーシ
ョンで、デバイスでハードウェアイベントが発生するたびにアラートを生成します。SupportAssist はア
ラートを処理して、そのアラートがサポートケースを作成するために十分であるかどうかを判断します。
エージェントベースの監視のためにデバイスを追加する方法については、「デバイスの追加(エージェン
トベースの監視)」を参照してください 。
メモ: SupportAssist は、OMSA なしではエージェントベースの監視方法を使用したデバイスの監視
を行うことができません。
メモ: OMSA のインストールは、特定のオペレーティングシステムではサポートされていない可能
性があります。
SupportAssist は、エージェントベースの監視方法を介した場合にのみ、このような
オペレーティングシステムを実行しているデバイスを監視することができます。エージェントベー
スの監視用のオペレーティングシステム要件の詳細については、Dell.com/ServiceabilityTools で
『Dell SupportAssist Version 1.3 for Servers Support Matrix』(Dell SupportAssist for Servers バージ
ョン
1.3 サポートマトリックス)を参照してください。
• エージェントレス監視 — この方法では、デバイス上で使用できる Integrated Dell Remote Access
Controller(iDRAC)
がデバイスと SupportAssist 間のインタフェースとして機能します。iDRAC は、デ
バイスでハードウェアイベントが発生するたびにアラートを生成します。SupportAssist はそのアラート
を処理して、アラートがサポートケース作成の対象となるかどうかを判断します。エージェントレス監視
のためにデバイスを追加する手順については、「デバイスの追加(エージェントレス監視)」を参照してく
ださい。
メモ: エージェントレス監視は、デルの第 12 世代および第 13 世代の PowerEdge サーバー(iDRAC
7 および iDRAC 8)でのみサポートされています。
メモ: iDRAC を、SNMP と IPMI を介してアラートを送信するように設定することができます。ただ
し、
SupportAssist は SNMP を介して送信されたアラートのみ受け付けることができます。
SupportAssist が iDRAC から送信されるアラートを受信するには、iDRAC ウェブコンソールの アラ
ートとリモートシステムのログ設定 セクションで、すべての SNMP トラップ オプションを確実に
選択してください。
エージェントベースの監視の利点
エージェントレス(iDRAC)方法でデルの第 12、13 世代の PowerEdge サーバーを監視することもできます
が、エージェントベース(OMSA)方法には次の利点があります。
• OMSA と iDRAC のアラート生成機能は異なります。デルの第 13 世代の PowerEdge サーバーでは、
OMSA と iDRAC のアラート生成機能はほぼ同一ですが、チップセットおよびソフトウェア RAID からの
アラートは OMSA 経由でのみ利用可能です。
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