Users Guide
データ収集の設定
Dell EMC SupportAssist Enterprise は、登録が完了すると、デフォルトですべてのデバイスから定期的にシステム情報を収集
します。また、SupportAssist Enterprise は、デバイスの問題に対してサポートケースが作成された場合にも、デバイスからシ
ステム情報を自動収集します。必要な場合は、希望に応じてデータ収集オプションを設定することができます。たとえば、次
の設定が可能です。
● サポートケースの作成またはアップデート時における、デバイスからのシステム情報の自動収集の無効化。「ケース作成時
のシステム情報の自動収集の有効化または無効化」を参照してください。
● すべてのデバイスからのシステム情報の定期収集の無効化。「全デバイスからのシステム情報の定期収集の有効化または無
効化」を参照してください。
● システム情報の定期収集スケジュールのカスタマイズ。「システム情報の定期収集スケジュールのカスタマイズ」を参照し
てください。
● 特定デバイスからのシステム情報の定期収集の無効化。「特定デバイスからのシステム情報の定期収集を無効にする」を参
照してください。
● すべてのデバイスからの ID 情報収集の無効化。「ID 情報の収集の有効化または無効化」を参照してください。
● すべてのデバイスからのソフトウェア情報とシステムログの収集の無効化。「ソフトウェア情報とシステムログ収集の有効
化または無効化」を参照してください。
トピック:
• システム情報収集の前提条件
• ケース作成時のシステム情報の自動収集の有効化または無効化
• 全デバイスからのシステム情報の定期収集の有効化または無効化
• システム情報の定期収集スケジュールのカスタマイズ
• システム情報の収集のためのデフォルトスケジュール
• 特定のデバイスからのシステム情報の定期収集を無効化する
• ID 情報の収集の有効化または無効化
• ソフトウェア情報とシステムログ収集の有効化または無効化
システム情報収集の前提条件
システム情報を収集する際の SupportAssist Enterprise の前提条件は、次のとおりです。
● ローカル システム(SupportAssist Enterprise がインストールされているサーバー)に、収集したシステム情報を保存する
ことができる十分なハード ドライブ容量が必要です。ハードドライブ容量要件の詳細については、「ハードウェア要件 、p.
14」を参照してください。
● リモート デバイスからシステム情報を収集するには、ローカル システムからリモート デバイスに到達できる必要がありま
す。
● ローカルシステムとリモートデバイス(SupportAssist Enterprise に追加されたデバイス)は、ネットワークポート要件を満
たしている必要があります。ネットワーク ポート要件の詳細については、「ネットワーク要件 、p. 16」を参照してくださ
い。
● オペレーティング システムの IP アドレスまたはホスト名を使用して、SupportAssist Enterprise にサーバーを追加した場合
(エージェントベースの監視):
○ サーバーに、理想的には Dell OpenManage Server Administrator(OMSA)がインストールされている必要があります。
○ サーバーが Windows オペレーティング システムを実行している場合:
■ SupportAssist Enterprise に入力したデバイス資格情報には管理者権限が必要です。
■ デバイス資格情報には、Windows Management Instrumentation(WMI)通信に必要な特権が必要です。WMI 通信の
確認についての詳細は、https://www.msdn.microsoft.com の技術マニュアル「Securing a Remote WMI Connection」
を参照してください。
○ サーバーが Linux オペレーティング システムを実行している場合には、次の要件があります。
■ SupportAssist Enterprise に入力したデバイス資格情報には管理者権限が必要です。
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