Users Guide
次の手順
● ローカルシステムでハードウェアの問題が発生した場合に、SupportAssist Enterprise によってサポートケースが自動的に作
成されるようにするには、次の手順を実行します。
1. ローカルシステムで Dell OpenManage Server Administrator(OMSA)をインストールまたはアップグレードします。
「SupportAssist Enterprise を使用した OMSA のインストールまたはアップグレード」を参照してください。
2. ローカルシステムの SNMP を設定します。「SupportAssist Enterprise を使用した SNMP の設定」を参照してください。
3. ローカルシステムで発生する可能性があるハードウェアの問題を監視する機能を SupportAssist Enterprise で有効にしま
す。「デバイスの監視の有効化または無効化」を参照してください。
● Security Enhanced Linux(SELinux)が有効化されている Linux オペレーティングシステムを実行しているサーバ上に
SupportAssist Enterprise をインストールした場合は、リモートデバイスからのアラートを受信するようにサーバを設定しま
す。詳細に関しては、「SELinux が有効のシステムのセットアップによるアラートの受信」を参照してください。
● SupportAssist Enterprise でデバイスを追加します。詳細については、「デバイスの追加」を参照してください。
● (オプション)社内で SMTP サーバ(電子メールサーバ)を使用している場合、SupportAssist Enterprise で SMTP サーバ
を設定します。これにより、SupportAssist Enterprise がデバイスステータスや接続性ステータスの電子メール通知の送信
に、その SMTP サーバを活用することができるようになります。詳細については、「SMTP サーバの設定」を参照してくだ
さい。
● (オプション)SupportAssist Enterprise の一次および二次連絡先の連絡先詳細を更新して、部品発送アドレスを提供しま
す。「連絡先情報の表示とアップデート」を参照してください。
● (オプション)グループとして一連のデバイスを管理するには、環境設定に基づいて 1 つ、または複数のデバイスグループ
を作成します。「デバイスのグループ化」を参照してください。
SELinux が有効のシステムのセットアップによるアラー
トの受信
このタスクについて
SELinux(Security - Enhanced Linux)は、Linux オペレーティングシステムでの操作を許可または禁止するセキュリティモジ
ュールです。SupportAssist Enterprise を実行しているシステム上で SELinux が有効になっている場合、SupportAssist ではリ
モートデバイスからのアラート(SNMP トラップ)を受信しません。アラートを受信しなければ、SupportAssist はリモートデ
バイス上で発生したハードウェアの不具合を識別できません。このため、SupportAssist を実行しているシステムで次の手順
を実行して、SupportAssist のリモートデバイスからのアラート受信を許可するように設定する必要があります。
メモ
: 以下のオペレーティングシステムでは、SELinux はデフォルトで有効になっています。
● Red Hat Enterprise Linux 6 または 7
● CentOS 6 または 7
● Oracle Enterprise Linux 6 または 7
手順
1. ターミナルウィンドウを開いて、supportassistpolicy.te という名前でポリシーファイルを作成します。
2. ポリシーファイル(supportassistpolicy.te)を開いて、次のように入力します。
module supportassistpolicy 1.0;
require {
type websm_port_t;
type snmpd_t;
type root_t;
class tcp_socket name_connect;
class dir { write add_name };
class file { write getattr open create };
}
#============= snmpd_t ==============
allow snmpd_t websm_port_t:tcp_socket name_connect;
allow snmpd_t root_t:dir write;
allow snmpd_t root_t:dir add_name;
allow snmpd_t root_t:file { write create open getattr };
SupportAssist Enterprise
をお使いになる前に 25