Users Guide
接続されたストレージデバイスでのハードウェア問題の
検知
PowerEdge サーバの監視に加え、SupportAssist Enterprise ではサーバに接続されている Dell PowerVault MD シリーズストレー
ジアレイから受信するアラートを処理することもできます。接続されたストレージデバイスからのアラート生成は、サーバに
インストールされた Dell OpenManage Storage Services (OMSS)アプリケーション経由で行われます。サーバへの OMSA の
自動インストールを SupportAssist Enterprise に許可すると、デフォルトで OMSS もインストールされます。サーバに手動で
OMSA をダウンロードしてインストールする場合は、OMSS もインストールするようにしてください。OMSS をインストール
しない場合、SupportAssist Enterprise は接続されたストレージデバイス上で発生する可能性のあるハードウェア問題を検知で
きなくなります。接続されたストレージデバイスでハードウェア問題が検知されると、SupportAssist Enterprise は関連するサ
ーバに対するサポートケースを自動的に作成します。
Dell OEM サーバーのサポート
Dell OEM 対応デバイス(再ブランドまたはノンブランドの Dell ハードウェアのいずれか)が追加された場合は、元の名前で
はなく、再ブランドされた名前で分類されます。アラートの処理やケースの自動作成(サポートレベルが ProSupport Plus、
ProSupport Flex for Data Center、または ProSupport One for Data Center としてサポートインシデントの発生時に検証される
場合)など、デルの標準デバイスで利用できるすべての機能、および ProSupport Plus レポートが、OEM 対応デバイスで利用
できます。ProSupport Plus レポートでは、OEM 対応デバイスが再ブランドされた名前でリストされます。
ケースの自動作成は、Dell Enterprise Technical Support を介してサポートされており、その他のサポートケースサービスリクエ
スト管理システムでは使用できません。
カスタムソリューション用に変更されたすべてのシステムと同様に、すべての SupportAssist Enterprise 機能を検証して、そ
れらの変更が正しく動作することを確認するようお勧めします。
Net-SNMP のインストール(Linux のみ)
前提条件
root 権限を持つユーザーアカウントでデバイスにログインしていることを確認します。
このタスクについて
SupportAssist Enterprise は、SNMP エージェントを介してリモートデバイスから転送されるアラートを受信します。Net-
SNMP は、一連の SNMP ツールで構成され、SNMP エージェントを含みます。Linux オペレーティングシステムを実行してい
るデバイス上では、SupportAssist Enterprise がアラートを受信できるよう、Net-SNMP をインストールする必要があります。
手順
1. Linux オペレーティングシステムを実行しているデバイス上で端末ウィンドウを開きます。
2. オペレーティング システム に基づいて、次のコマンドを入力します。
● Red Hat Enterprise Linux、CentOS、および VMware ESX:yum install net-snmp
● Oracle Linux の場合:rpm -ivh net-snmp-x.x-xx.x.x.xxx.x86_64.rpm。ここで、x.x-xx.x.x.xxx.x は rpm フ
ァイル名に含まれているバージョン番号を表します。
● SUSE Linux Enterprise Server の場合:
a. zypper addrepo http://download.opensuse.org/repositories/net-snmp:factory/sle_12/
net-snmp:factory.repo
b. zypper の更新
c. zypper install net-snmp
その他の役立つ情報
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