Users Guide
メモ: iDRAC を、SNMP と IPMI を介してアラートを送信するように設定することができます。ただし、SupportAssist
Enterprise は SNMP を介して送信されたアラートのみ受け付けることができます。SupportAssist Enterprise が iDRAC
から送信されるアラートを受信するには、iDRAC Web コンソールのアラートとリモートシステムのログ設定セクショ
ンで、すべての SNMP トラップオプションを確実に選択してください。
エージェントベースの監視のメリット
エージェントレス(iDRAC)方法でデルの第 12 世代以降の PowerEdge サーバを監視することもできますが、エージェントベ
ース(OMSA)方法には次のメリットがあります。
● OMSA と iDRAC のアラート生成機能は異なります。デルの第 13 世代以降の PowerEdge サーバでは、OMSA と iDRAC の
アラート生成機能はほぼ同一です。ただし、チップセットおよびソフトウェア RAID からのアラートは OMSA 経由でのみ
利用可能です。
● ProSupport Plus、ProSupport Flex for Data Center、または ProSupport One for Data Center サービス契約を持つデバイス
では、デバイスが OMSA によって監視されている場合に限り、デルの推奨するオペレーティング システムおよびソフトウ
ェアコンポーネントのバージョンが利用可能です。
● OMSA は、第 9~11 世代の PowerEdge サーバを監視するための唯一のオプションです。
OMSA の自動インストールまたは自動アップグレードの
サポート
エージェントベース方式でのデバイスの監視には、SupportAssist Enterprise はデバイスに Dell OpenManage Server
Administrator(OMSA)エージェントがインストールされ、実行されていることを必要とします。OMSA エージェントは、イ
ンストールされているデバイスのさまざまなコンポーネントの正常性を監視するアプリケーションです。デバイスで OMSA が
インストールおよび実行されていると、デバイス上でハードウェアイベントが発生するたびに OMSA エージェントがアラート
を生成します。SupportAssist Enterprise は、そのデバイスからアラートを受信し、アラートがハードウェア問題を示している
かどうかを識別するためにアラートを処理します。OMSA の詳細については、www.dell.com/support/article/sln312492 にア
クセスしてください。
メモ
: SupportAssist Enterprise の奨励する OMSA バージョンは、PowerEdge サーバーの世代とサーバー上で実行されてい
るオペレーティング システムに応じて異なる場合があります。OMSA の奨励バージョンについての情報については、
https://www.dell.com/serviceabilitytools の『SupportAssist Enterprise Version 1.2 Support Matrix』(SupportAssist
Enterprise バージョン 1.2 サポート マトリックス)を参照してください。
SupportAssist Enterprise には、推奨バージョンの OMSA をデバイス上に自動的にダウンロードしてインストールする機能があ
ります。エージェントベースの監視用にサーバが追加されると、SupportAssist Enterprise はデフォルトでそのデバイスに推奨
バージョンの OMSA がインストールされているかどうかを確認します。
● OMSA がデバイスにインストールされていない場合は、SupportAssist Enterprise が推奨バージョンの OMSA をデバイスに
ダウンロードしてインストールすることを確認するプロンプトを表示します。確認後、SupportAssist Enterprise がバック
グラウンドで OMSA をダウンロードし、インストールします。OMSA インストールステータスは、デバイス ページの ステ
ータス 列に表示されます。OMSA をインストールしないことを選択した場合、デバイスのステータスには
OMSA がイ
ンストールされていませんと表示されます。後で OMSA をインストールするには、デバイス概要 ペインで タスク >
OMSA のインストール / アップグレード オプションを使用することができます。
● デバイスに OMSA がすでにインストールされている場合、SupportAssist Enterprise は、その OMSA のバージョンが
SupportAssist Enterprise 用の推奨バージョンと一致するかどうかを検証します。既存の OMSA バージョンが推奨バージョ
ンでなく、OMSA の推奨バージョンへの直接アップグレードがサポートされる場合は、SupportAssist Enterprise がデバイ
スでの OMSA のダウンロードとアップグレードを確認するプロンプトを表示します OMSA のアップグレードステータス
は、デバイス ページの ステータス 列に表示されます。OMSA をアップグレードしないことを選択した場合、デバイスのス
テータスには
OMSA の新しいバージョンが使用可能ですと表示されます。後で OMSA をアップグレードするには、デ
バイス概要 ペインの タスク > OMSA のインストール / アップグレード オプションを使用します。
メモ
: OMSA のバージョン n への直接アップグレードがサポートされるのは、2 つ前の OMSA バージョン
(
n-2
)
から
のみです。直接アップグレードがサポートされていない場合、デバイスに OMSA を手動でダウンロードしてアップグ
レードする必要があります。たとえば、OMSA バージョン 7.0 がデバイスにすでにインストールされているが、OMSA
の推奨バージョンが 7.4 であるという場合、OMSA バージョン 7.0 を手動で 7.2 にアップグレードする必要がありま
す。OMSA バージョン 7.2 へのアップグレード後、デバイス概要 ペインの More Tasks(その他のタスク) > Install/
160 その他の役立つ情報