Deployment Guide
ストレージコントローラのフェールオーバーのテスト
Storage Center をテストして、ストレージコントローラのフェールオーバーによって I/O が中断されないことを確認します。
このタスクについて
メモ: ストレージコントローラを再起動する前に、Storage Manager を使用して、動作モードをメンテナンス モードに変更します。終了したら、
Storage Manager を使用してストレージシステムを本番稼働モードに戻します。
手順
1 サーバに接続し、サーバ上に[Test]フォルダーを作成して、少なくとも 2 GB のデータをフォルダーにコピーします。
2 データのコピー中にストレージ コントローラ 1 を再起動し、フェールオーバー イベントによって I/O が中断されないことを確認します。
a [Test]フォルダーを TestVol1 ボリュームにコピーします。
b コピー処理中に、Hardware タブから選択し、Shutdown/Restart Controller をクリックして、ストレージコントローラ(TestVol1 がマップされ
る
)を再起動します。
c ストレージコントローラの再起動中にコピー処理が続行されることを確認します。
d 数分待ってから、ストレージコントローラの再起動が終了していることを確認します。
3 データのコピー中にストレージ コントローラ 2 を再起動し、フェールオーバー イベントによって I/O が中断されないことを確認します。
a [Test]フォルダーを TestVol2 ボリュームにコピーします。
b コピー処理中に、Hardware タブから選択し、Shutdown/Restart Controller をクリックして、ストレージコントローラ(TestVol2 がマップされ
る)を再起動します。
c ストレージコントローラの再起動中にコピー処理が続行されることを確認します。
d 数分待ってから、ストレージコントローラの再起動が終了していることを確認します。
MPIO のテスト
ネットワーク環境とサーバが MPIO 用に構成されている場合は、Fibre Channel または iSCSI フロントエンド接続で Storage Center で次のテストを実行
します。
1 サーバ上にテストフォルダを作成して、その中に 2 GB 以上のデータをコピーします。
2 負荷バランシング MPIO(ラウンドロビン)を使用するようにサーバが構成されていることを確認します。
3 TestVol1 へデータのコピー中に手動でパスを切断して、MPIO が正常に機能していることを確認します。
a テスト フォルダを TestVol1 ボリュームにコピーします。
b コピー処理中に、いずれかのパスを切断し、コピー処理が続行されることを確認します。
c パスを再接続します。
4 必要に応じて、前の手順を繰り返して追加のパスをテストします。
5 I/O の転送中に、アクティブなパスを含むストレージコントローラを再起動し、I/O 処理が続行されることを確認します。
6 Storage Center のフロントエンド接続方法が Fibre Channel または iSCSI である場合で、Storage Center が本番稼動環境に含まれてないとき
には、I/O の転送中に、アクティブなパスを含むスイッチをリスタートし、I/O 処理が続行されることを確認します。
テストボリュームのクリーンアップ
テストが完了したら、テストに使用したボリュームを削除します。
セットアップ後タスクの実行
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