Deployment Guide
• ストレージシステムシャーシで作業する間は、ネクタイやボタンを外した袖など、ゆったりした衣服を着用しないでください。電気回路に接触したり、冷
却ファンに巻き込まれたりする場合があります。
• 身に着けている宝石や金属物を外してください。これらは優れた金属導体であるため、プリント回路基板や電気を帯びた箇所に接触すると、ショー
トや負傷の原因となる場合があります。
• 電源装置ユニット(PSU)のハンドルを持ってストレージシステムシャーシを持ち上げないでください。このハンドルはシャーシ全体の重量に耐えるよう
に設計されておらず、シャーシカバーが曲がる可能性があります。
• ストレージシステムシャーシを移動させる前に、PSU を取り外して重量を最小化します。
• ドライブは、ドライブ交換の準備が整うまで取り外さないでください。
メモ: ストレージシステムの適切な冷却を確保するため、使用されていないハードドライブスロットにはハードドライブダミーを取り付ける必要が
あります。
インストール環境の準備
Storage Center をインストール可能な状態の環境であることを確認します。
• ラックスペース:ストレージシステムのシャーシ、拡張エンクロージャ、およびスイッチを収容するのに十分なスペースがラックに必要です。
• 電源:ラックで電源を利用でき、電力供給システムが Storage Center の要件を満たしている必要があります。電源装置への AC 入力は 200~
240 V です。
• 接続方法:フロントエンド I/O を Storage Center からサーバへ伝達するネットワーク、および管理ネットワークへ接続するために、ラックが有線で接続
されている必要があります。
ストレージシステムのラックへの取り付け
ストレージシステムおよび他の Storage Center システムのコンポーネントをラックに取り付けます。
このタスクについて
ストレージシステムと拡張エンクロージャを、ラック内で拡張可能なように、またラックの上段側の方が重くならないように注意して、ラックに載せます。
SCv3000 および SCv3020 ストレージシステム には ReadyRails II キットが付属しています。レールには、ツール付きのタイプとツール付きでないタイプの 2
種類があります。お手元のレールのタイプに応じて、レールキットに同梱された取り付け説明書の指示に従ってください。
メモ
: レールの取り付け作業は 2 人で行うことをお勧めします。1 人がラックの前面に、もう 1 人がラックの背面にスタンバイします。
手順
1 端の「FRONT」(前)ラベルを内側に向けて左右のレールの位置を揃えます。
2 適切な U スペースの上下の穴にレールの端を合わせます。
Storage Center ハードウェアの取り付け
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