Deployment Guide
表 17. iSCSI HBA 設定
フィールド 設定
ARP Redirect(ARP リダイレクト) 有効
サーバーオペレーティングシステムによる設定
Storage Center と効果的に通信できるよう、サーバオペレーティングシステムで HBA を設定します。次のサーバオペレーティングシステムを設定して、
Storage Center とのより有効な通信を実現できます。
• Citrix XenServer
• Microsoft Windows Server
• Novell NetWare
• Red Hat Enterprise Linux
Citrix XenServer
Citrix XenServer でサーバ HBA を設定して、Storage Center の使用時にサーバがストレージシステムのフェールオーバーを正しく実行できるようにしま
す。
メモ
: サーバが高可用性クラスタで設定されている場合は、Citrix の担当者に、ベストプラクティスのために高可用性のタイムアウト値の設定
について問い合わせます。
バージョン 5.x ~ 6.2
Citrix XenServer バージョン 5.x ~ 6.2 の場合、Storage Center コントローラがフェイルオーバーした後、XenServer のボリュームが保持されるように、
次のタイムアウト値を適用します。これらの設定は、/opt/xensource/sm/ ディレクトリの mpathHBA ファイルにあります。終了したら、ファイルを保
存し、サーバを再起動します。
表 18. バージョン 5.x ~ 6.2 の Citrix XenServer HBA 設定
フィールド 設定
DEFAULT_TIMEOUT 60
MPATH_TIMEOUT 60
バージョン 6.5
Citrix XenServer バージョン 6.5 以降では、マルチパス設定ファイルが再配置されました。Storage Center コントローラがフェイルオーバーした後、
XenServer のボリュームが保持されるように、次のタイムアウト値を適用します。この設定は、/etc ディレクトリの multipath.conf 設定ファイルの
defaults セクションにあります。終了したら、ファイルを保存し、サーバを再起動します。
次のコードによる例を示します。
defaults {
user_friendly_names no
replace_wwid_whitespace yes
dev_loss_tmo 30
}
メモ
: dev_loss_tmo タイムアウト設定のデフォルト値は 30 ですが、Dell EMC はデフォルトを 60 に設定することを推奨します。
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HBA サーバー設定