Deployment Guide

拡張エンクロージャ
拡張エンクロージャを使用すると、SCv3000 および SCv3020 ストレージシステムのデータストレージ機能を、ストレージシステムシャーシ内の 16 または
30 ドライブを超えて拡張できます。
SCv3000 および SCv3020 は最大 16 台の SCv300 拡張エンクロージャ、最大 8 台の SCv320 拡張エンクロージャ、最大 3 台の SCv360 拡張エン
クロージャをサポートしています。
スイッチ
Dell では、総合的な Storage Center ソリューションの一環としてエンタープライズクラススイッチを提供しています。
SCv3000 および SCv3020 ストレージシステムは、サーバに対する堅固な接続を提供し、冗長転送パスの使用を可能にする Fibre ChannelFC
よびイーサネットスイッチをサポートします。Fibre ChannelFCまたは Ethernet スイッチは、データのレプリケーションを行うためのリモート Storage Center
への接続を提供することができます。さらに、イーサネットスイッチは Storage Center の設定、Admin 管理、管理を可能にするための管理ネットワークへ
の接続も提供します。
Storage Center 通信
Storage Center は、データ転送および管理機能の両方に対して複数のタイプの通信を使用します。
Storage Center 通信は、フロントエンド、バックエンド、およびシステム管理の 3 種類に分類されます。
フロントエンド接続
フロントエンド接続は、サーバからストレージシステムへの I/O パス、および 1 つの Storage Center から別の Storage Center へのレプリケーション パスを
提供します。SCv3000 および SCv3020 ストレージシステムは、次のタイプのフロントエンド接続を提供します。
Fibre Channelホスト、サーバ、またはネットワーク接続ストレージNASアプライアンスは、1 つ、または複数のファイバ チャネル スイッチを介してス
トレージシステムのファイバ チャネル ポートに接続することによって、ストレージにアクセスします。ファイバ チャネル スイッチを使用しない、ホスト サーバ
から
ストレージシステムへの直接接続はサポートされていません。
iSCSIホスト、サーバ、またはネットワーク接続ストレージNASアプライアンスは、1 つ、または複数の Ethernet スイッチを介してストレージシステ
ムの iSCSI ポートに接続することによって、ストレージにアクセスします。Ethernet スイッチを使用しない、ホストサーバからストレージシステムへの直接
接続はサポートされていません。
SASホストまたはサーバは、ストレージシステムの SAS ポートに直接接続してストレージにアクセスします。
メモ: VMware vSphere は、SAS 経由で Storage Center に接続されたサーバではサポートされません。
レプリケーションがライセンスされている場合、SCv3000 および SCv3020 はフロントエンド ファイバ チャネル ポートまたは iSCSI ポートを使用して、別の
Storage Center にデータを複製することができます。
SCv3000 シリーズストレージシステムのフォールトドメイン
Storage Center は、SCv3000 シリーズストレージシステム上のすべてのフォールトドメインの作成および変更を処理します。
ハードウェア構成に応じて、SCv3000 シリーズストレージシステムでは、次のフォールトドメインが自動的に作成されます。
Fibre Channel HBA を搭載した SCv3000 シリーズストレージシステムの場合、Fibre Channel ポートに 2 つのフォールトドメインが作成されます。
iSCSI HBA を搭載した SCv3000 シリーズストレージシステムの場合、iSCSI ポートに 2 つのフォールトドメインが作成されます。
SAS HBA を搭載した SCv3000 シリーズストレージシステムの場合、SAS ポートに 4 つのフォールトドメインが作成されます。
iSCSI メザニンカードを搭載した SCv3000 シリーズストレージシステムの場合、iSCSI ポートに 2 つのフォールトドメインが作成されます。
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SCv3000 および SCv3020 ストレージシステムについて