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ディスクの復元
ドライブスペア
ドライブスペアは、故障したドライブを交換するために Storage Center が予約するドライブです。ドライブが故障すると、Storage Center は故障し
たドライブの交換用スペアドライブを使用して、残りのドライブ間でデータを再ストライピングします。
Storage Center は、各ディスククラス用のドライブスペアを少なくとも 1 台指定します。SCv2000 シリーズ、SC7020SC7020FSC5020
SC5020F および SCv3000 ストレージシステムの場合、Storage Center 21 台未満のグループにドライブを分けます。Storage Center は、各
ドライブのグループで 1 台のドライブをスペアドライブとして指定します。たとえば、21 台のドライブを含むディスククラスには、20 台の管理対象ドライ
ブと
1 台のスペアドライブがあります。また、22 台のドライブがあるディスククラスには、20 台の管理対象ドライブと 2 台のスペアドライブがあります。
Storage Center は、1 台の追加ドライブをスペアドライブとして指定します。また、Storage Center は、ディスククラス内の最大サイズのドライブをス
ペアドライブとして指定します。
ボリューム
Storage Center ボリュームは、Storage Center で物理的に使用可能な容量を超える論理容量を表すことができるストレージの論理的な単位
です。ボリュームにデータを書き込む前に、ボリュームをサーバにマップし、ドライブとしてフォーマットする必要があります。サーバの構成に応じて、デー
タは iSCSI または Fiber Channel を介してボリュームに書き込むことができます。
ボリュームの作成時に選択したストレージタイプとストレージプロファイルによって、ボリュームの動作が決定されます。ストレージタイプにより、データ
ページサイズと冗長性レベルが設定されます。ストレージプロファイルにより、Data Progression によってティアと RAID レベル間でボリュームのページ
がどのように移動するかが決定されます。
ストレージタイプ
ストレージタイプは、単一のデータページサイズおよび指定の冗長レベルのストレージのプールです。Storage Center は、ディスクフォルダ内で使用
可能なディスクを評価し、該当するストレージタイプオプションを提示します。ストレージタイプオプションが決定されると、ディスクタイプが変わった場
合でも、Dell Technical Support のサポートなしでは変更できません。
メモ: SCv2000 シリーズコントローラは、各ディスククラスを新しいストレージタイプに割り当てることによってストレージタイプを自動的
に管理します。SSD ストレージタイプには 512 K のデータページサイズ、HDD ストレージタイプには 2 MB のデータページサイズがあり
ます。
ディスクタイプ
Storage Center に存在するディスクのタイプは、システムが標準または Flash Optimized のどちらとみなされるかを定義します。この分類は、さらに
Data Progression がティア間でデータを移動させる方法も決定します。
Flash Optimized アレイには、最低 6 台の SSD が必要です。2 種類の SSD がある場合、アレイにはタイプごとに最低 6 台の SSD が必要で
す。
ストレージタイプ ディスククラス
標準
書き込み多用向け SSD + HDD
HDD7K10K15K
フラッシュ最適化
書き込み集中型 SSD
書き込み多用向け + 読み取り多用向け SSD
書き込み多用向け SSD + 読み取り多用向け SSD + HDD
データページサイズ
デフォルトでは、データはティアおよび RAID レベル間を 2 MB のブロック単位で移動します。個々のアプリケーションの要件に合わせて、データをこ
れよりも小さい、または大きいブロックで移動することもできます。これらのブロックはデータページと呼ばれます。
2 MBデフォルトのデータページサイズ。この選択はほとんどのアプリケーションに適しています。
Storage Center の概要
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