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NAS ボリュームの作成の例
以降の例では、部門がある組織のニーズと次の表に示された NAS ボリューム要件を満たす NAS ボリュームの作成方法を示します。
部署 セキュリティ方
スナップショット 複製 NDMP バック
アップ
SMB/NFS
ライアントの数
読み取り /
き込みの構成
割合
既存データの
毎時変化率
ポストプロダクショ
UNIX
毎時 いいえ 毎週
20 20/80 1%
総務部および経
理部
NTFS
いいえ いいえ 毎週
10 50/50
なし
ブロードキャスト 混合 いいえ いいえ 毎週
10 90/10
なし
報道
NTFS
毎日 いいえ いいえ
5 10/90 5 %
マーケティング
NTFS
毎日 はい いいえ
5 50/50
なし
平均の読み取り / 書き込みの構成割合は 20/80 です。既存データの時間あたりの平均変化率は 1 % 未満です。
1
部署に基づいて NAS ボリュームを作成します。Administrator はストレージと管理を機能グループに分割します。この例では、部署の要件は異な
り、部署の方針に沿って
NAS ボリュームを作成するための設計をサポートします。
利点
NAS ボリュームは論理的に設定されるため、管理が容易である、
部署ごとの要求にぴったりとマッチした NAS ボリュームを作成できる。
短所組織内の部署の数が増えると、NAS ボリュームの管理が困難になる。
2
セキュリティ要件が類似している部署を NAS ボリュームにグループ化します。管理者は 3 つの NAS ボリュームを作成します。UNIX 用に 1 つ、
NTFS 用に 1 つ、混合用に 1 つです。
長所NAS ボリュームが Windows Linux で別々に動作します。
短所一部の部署に対して不要なサービスが提供される可能性があります。たとえば、SMB ボリュームが管理部門と経理部門に対して毎週
バックアップが実行される場合に、不要であっても、広報部門とマーケティング部門のバックアップが行われることがあります。
3
NAS ボリュームは機能スナップショット、レプリケーション、NDMP バックアップなどに基づいて作成できます。
長所NAS ボリュームが、各機能のニーズに的確に合うように作成されます。
短所ユーザーマッピングが必要になります。ユーザーは NTFS または UNIX のいずれか 1 つのセキュリティ方式を選択する必要があり、そのセ
キュリティ方式に基づいて、ほかのユーザー用に正しいマッピングが設定されます。
NAS ボリュームストレージ容量の用語
Storage Manager は、個々の NAS ボリュームおよびすべての NAS ボリューム全体についてストレージ容量の詳細を表示します。次の表に、
Storage Manager で使用される NAS ボリュームストレージ容量関連の用語を定義します。
用語 説明
サイズ ストレージ管理者によって定義される NAS ボリュームの最大サイズ。
使用容量 NAS ボリュームへの書き込みユーザーデータとスナップショットによって占有されているストレージ容量。
FluidFS NAS ボリューム、共有、およびエクスポート
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