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バックアップセッションがエラーで終了すると、一時的なスナップショットはそのまま残ることがありますが、自動的に削除されます。
次の手順では、NDMP を使用した NAS ボリュームデータのバックアッププロセスについて説明します。
手順
1. DMA サーバは、FluidFS クラスタの IP アドレスへの接続を作成します。
2. FluidFS クラスタ上の NDMP サーバは、DMA サーバがバックアップに指定した各 NAS ボリュームの一時スナップショットを作成します。また、
レプリケーションのターゲット NAS ボリュームのバックアップを実行する際に、FluidFS クラスタは専用の NDMP スナップショットを作成しませ
ん。その代わりに、前回成功したレプリケーションからベースのレプリカスナップショットを使用します。
一時 NDMP スナップショットは、次のフォーマットを使用して名前が付けられます。
ndmp_backup_session_id_controller_number
3. NDMP サーバによって、NAS ボリュームデータが DMA サーバにコピーされます。
4. データの受信後、DMA サーバはローカルディスクやテープデバイスなどのストレージデバイスにデータを移動します。
5. バックアップ完了後、NMDP サーバは一時スナップショットを削除します。
NDMP 環境変数
NDMP 環境変数は、バックアップおよび復元セッションごとの NDMP サーバの動作を制御します。
DMA サーバがこれらの環境変数の設定をサポートしているかどうかを確認するには、お使いの DMA サーバのマニュアルを参照してください。DMA
サーバで特定の環境変数を設定できない場合、NDMP サーバはデフォルト値で動作します。
次の表は、サポートされる環境変数の概要を示しています。
環境変数 説明 用途 デフォルト値
TYPE
バックアップおよび復元アプリケーションのタイプを指定します。有効な値は次
のとおりです。
dump - NDMP サーバーは i ノードベースのファイル履歴を生成します。
tar - NDMP サーバーはファイルベースのファイル履歴を生成します。
バックアップ
と復元
dump
FILESYSTEM
バックアップに使用されるパスを指定します。このパスはディレクトリである必
要があります。
バックアップ なし
レベル バックアップ動作のダンプレベルを指定します。有効な値は 09 です。 バックアップ
0
HIST
ファイル履歴の生成方法を指定します。有効な値は次のとおりです。
d - ノード /dir 形式のファイル履歴が生成されることを指定します。
f - ファイルベースのファイル履歴が生成されることを指定します。
y - デフォルトのファイル履歴タイプノード /dir 形式が生成されること
を指定します。
n - ファイル履歴が生成されないことを指定します。
バックアップ
y
DIRECT
復元が直接アクセス検索であるかどうかを指定します。有効な値は Y およ
N です。
バックアップ
と復元
Y
UPDATE
バックアップ操作のダンプレベルとダンプ時刻を NDMP サーバで更新し、後
続のバックアップが前のバックアップのダンプレベルを参照できるようにするかど
うかを指定します。有効な値は Y および N です。
バックアップ
Y
EXCLUDE
バックアップしないディレクトリ名およびファイル名に一致するパターンを指定し
ます。この環境変数は、カンマで区切られた文字列のリストです。各エントリ
は、バックアップ時に検出されたノードと照合されます。文字列には、ワイルド
カード文字としてアスタリスク*を含めることができますが、アスタリスクはパ
ターンの先頭または最後の文字にする必要があります。最大 32 個のコンマ
区切り文字列がサポートされています。
バックアップ デフォルトでは
除外パターンは
指定されませ
ん。
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FluidFS データプロテクション