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Dell ストレージの操作
Dell ストレージの概要
管理者は、Dell Storage vSphere Web Client Plugin を使用して、Storage Center または FluidFS クラスタ上の Dell ストレージを管理で
きます。
Storage Center では、次の設定に基づいてストレージが設定および使用されます。
ストレージ用語 説明
Storage Tier(ストレージティア)
物理メディアクラス
ストレージティアは、Storage Center 内のすべての物理ストレージメディアの分類を
表します。Storage Center は、割り当て済みディスクフォルダ内の使用可能なメデ
ィアを各ストレージティアに自動的に配置します。
• Tier 1(ティア 1):頻繁に使用されるミッションクリティカルなデータに適して
いる最も高速なメディアが入ります。一般に、Tier 1(ティア 1) メディアは最
も高価なメディアとなります。
• Tier 2(ティア 2):中優先度のデータに適している中品質のメディアが入りま
す。
• Tier 3(ティア 3):バックアップコピー、スナップショット、および低優先度で
まれに使用されるデータに適した低速で安価なメディアが入ります。
Storage Type(ストレージタイプ)
RAID
レベルおよびペ
ー
ジサイズ
各ティア内では次のストレージタイプを使用できます。
• Non-redundant(非冗長):ページサイズが 2 MB の RAID 0
• Redundant(冗長):ページサイズが 512 KB、2 MB、または 4 MB の RAID 10、
RAID 5-5、RAID 5-9
• Dual redundant(二重冗長):ページサイズが 2 MB の RAID 10
• ストレージタイプのデフォルトおよび推奨設定は、2 MB のページサイズで RAID
10 と RAID 5-9 の両方を使用する冗長タイプです。
Volume(ボリューム)
ストレ
ー
ジの論理ユニット
Storage Center では、ボリュームはストレージの論理ユニットです。vSphere Client
内でデータストアを追加するときは、新しい Dell ボリュームをデータストアとして
作成およびマッピングするか、既存の Dell ボリュームをデータストアとしてマッピ
ングします。既存の Dell ボリュームをデータストアとしてマッピングする場合は、
データストアとして使用されていた、現在はマッピングが解除されている、フォー
マット済みの VMFS ボリュームを使用する必要があります。
Live Volume
計
画
的または計
画
外のダウンタイム時にア
プリケ
ー
ションのオンライン
状
態とデ
ー
タ
へのアクセスが維持されます
Live Volume は、ソースおよび宛先の Storage Center 上で同時にマッピングされ、ア
クティブになることができる複製ボリュームです。
Data Type(データタイプ)
書き
込
み可能または
スナップショット
ボリュームデータは、次のタイプのいずれかになります。
• 書き込み可能:動的にストレージに書き込まれるデータ
• スナップショット:ポイントインタイムコピーデータ
Storage Profiles(ストレージプロファイル)
ボリュ
ー
ムに適用され、
Storage Center
上で
のデ
ー
タの移行方法を決定する
Storage Profiles は、Storage Center 上でボリュームデータを保存および移行する方法
を決定します。システム定義の Storage Profiles には次のものがあります。
• Recommended(推奨):Data Progression がライセンスされている Storage Center
上でのみ使用できます。Recommended(推奨) プロファイルを使用すると、
Storage Center 上で Data Progression およびパフォーマンスが最適化されます。
Recommended(推奨) プロファイルでは、データのタイプと使用状況に基づい
てストレージタイプ間およびストレージティア間でデータが自動的に移行され
ます。
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Dell ストレージの操作 17